中編3
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ドナ○ドの怖い話

ネタです。

深夜。

その人は同僚としばらく話した後、バイト先のマ○ドナ○ドから帰る途中だった。

その日は客の入りが多く忙しかったので、その人はひどく疲れていた。

すると、「マナーモードにしていた筈の携帯電話」から、突然聞き覚えのある着信音が鳴った。

テテッテッテッテー……テテッテッテッテー……

設定している、どの着信音とも違う、不気味なメロディ。

その人は不可解に思いながらも、恐る恐る携帯電話を開いた。

受信メール1件

カチ、カチッ

01:42 ドナ○ド

カチ……

受信メールTO

2009/09/12 01:42

Fromドナ○ド

Subだぁい好きなんだ

ドナ……は……殺…がだ…い好……んだ

添付ファイル

(血塗れの人間のような何かのグロテクスな死体画像)

-END-

その人は、背筋に冷たいものが走った。

イタズラだろうか、だとしたらタチの悪いイタズラだ。

そしてその人が携帯電話を閉じようとした時、再びあの不気味なメロディが鳴った。

テテッテッテッテー……テテッテッテッテー……

今度は、電話の着信だった。

着信

ドナ○ド

0X0XXXXXXXX

その人はそのまま電源ボタンを押して、着信を切ってしまいたい衝動に駆られたが、放っておくのも気味が悪いので、息を飲んで電話に出た。

酷いノイズに混じって、不気味な声が聞こえてきた。

……ルドは……しが……い好……んだ

その人は、「一体誰なんだ」と怒鳴った。

しかし電話の相手は相変わらず、何かを繰り返し繰り返し呟いている。

ド…ルド………しが…ぁい好…なんだ

…ナル………殺……だぁい好き…んだ

耳を澄ますと、その声は次第にはっきりと、大きく聞こえてきた。

ドナ○ド………しが……い好きなんだ

…………

…………

…………

…………

…………

…………

…………

ドナ○ドは人殺しがだぁい好きなんだ

その人は、まさしく恐怖で凍りついた。

電話の相手は狂ったように言葉を繰り返してくる。

ドナ○ドは人殺しがだぁい好きなんだ

今君の所へ向かっているんだ

あとハンバーガー1256個分くらいかな

すぐに着くよ

ドナ○ドはおしゃべりもだぁい好きなんだ

今から一緒にお話ししようよ

ドナ○ドは人殺しがだぁい好きなんだ

身体が勝手に動いちゃうんだ

アラァー

アラァー

アラァー

アラァー

アラァー

その人はとにかく電話を切ろうとした。

カチッ

カチッ

カチッ

カチッ

しかし、いくら電源ボタンを押しても通話が切れない。

耐えきれなくなったその人は、とうとう携帯電話を地面に叩きつけた。

携帯電話は大きな音を立てて割れ、コンクリートの上を転がって行った。

――――その先に、それはいた。

左手には携帯電話を持ち、右手には鉈のような刃物をもった、赤いピエロが。

それは、にたぁっと、狂った笑みを浮かべた。

「ドナ○ドは人殺しがだぁい好きなんだ」

「身体が勝手に動いちゃうんだ」

「今から一緒にお話ししようよ」

「ドナ○ドは、人殺しがだぁい好きなんだ」

翌日、その人は携帯電話に送られてきた死体の画像と同じ姿で発見された。

-終わり-

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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↓マックの方だと思います。

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