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短編1
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猟奇的な男

なぁ…今、俺の目の前で素っ裸で寝てる女さあ、こいつ生きてるんだぜ…

呼吸もしてないくらい静かに寝てるだろ。

ある薬で、深ああく寝むらせてるんだ…

多分、今俺が何しても起きないだろう。

デヘヘへへ…ムハアア…

ああ、なんて綺麗なボディラインなんだ。

究極の美を描いている。

真っ白で汚れない体…

はぁはぁ、たまらない、俺がその白いキャンバスに、この世にひとつしかない芸術作品を作りあげようではないか!

俺は、鋭く研ぎ澄まされた刃物を女の腹に当てた。

赤い血が出た。

痛い?痛いの?痛くないだろ?

切った女の腹の中に手を入れる…

ああ温かい、温かいね、君の中とても温かいよ…

そして内臓の一部をつまみ出した。

食べるか…いやダメだ…食べてはいかん…

これを食べたら、ただの変態だ。

言っとくが俺は変態じゃない。

内に秘めた異常者だ。

一緒にしてもらったら困る。

内臓の一部は、特製の銀の皿に乗せてと…

しかし綺麗だ。

美しい女は体の中まで綺麗なのか。

ハァハァいかん、感情が抑えられない…

そして俺は、甲高い声を発してしまった。

「手術終了!」

執刀医の行きなりの声に、側にいた二人の看護婦は驚いた。

そして顔を見合わせ、小声で話した。

「手術中の先生て、本当に格好いいわね」

「目がステキすぎる!あんな人と結婚したいわー」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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