なぁ…今、俺の目の前で素っ裸で寝てる女さあ、こいつ生きてるんだぜ…
呼吸もしてないくらい静かに寝てるだろ。
ある薬で、深ああく寝むらせてるんだ…
多分、今俺が何しても起きないだろう。
デヘヘへへ…ムハアア…
ああ、なんて綺麗なボディラインなんだ。
究極の美を描いている。
真っ白で汚れない体…
はぁはぁ、たまらない、俺がその白いキャンバスに、この世にひとつしかない芸術作品を作りあげようではないか!
俺は、鋭く研ぎ澄まされた刃物を女の腹に当てた。
赤い血が出た。
痛い?痛いの?痛くないだろ?
切った女の腹の中に手を入れる…
ああ温かい、温かいね、君の中とても温かいよ…
そして内臓の一部をつまみ出した。
食べるか…いやダメだ…食べてはいかん…
これを食べたら、ただの変態だ。
言っとくが俺は変態じゃない。
内に秘めた異常者だ。
一緒にしてもらったら困る。
内臓の一部は、特製の銀の皿に乗せてと…
しかし綺麗だ。
美しい女は体の中まで綺麗なのか。
ハァハァいかん、感情が抑えられない…
そして俺は、甲高い声を発してしまった。
「手術終了!」
執刀医の行きなりの声に、側にいた二人の看護婦は驚いた。
そして顔を見合わせ、小声で話した。
「手術中の先生て、本当に格好いいわね」
「目がステキすぎる!あんな人と結婚したいわー」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話