聞いた人もいるかもな都市伝説。
とある放課後、教室で先生が机で作業しているなか複数の女子が集い怖い話をしていた。
内容はこんなのだ。
メリーさんと名の貧しい少女がいた。日々食べるのも苦しい中、ある日母親がバナナを買ってきてくれた。
貧しい中にその果物は何十日ぶりのご馳走とメリーさんは心から喜んで食べたそうだ。
でも苦しい日々は続くばかりだった。
遂に苦しさに耐えかねた母親が家族と無理心中にいたる。手鎌で家族を惨殺、もちろんメリーさんも無念のうちにバラバラに殺され母親は自害。
この話を聞いた人の所に7日以内にメリーさんが手鎌をもって恨みの念のためか夜に現れて手足をバラバラにして殺してしまうそうだ…。
逃れる方法はひとつ。話を聞いた晩から7日間は枕元にバナナの絵を描いておいておく事。するとメリーさんが母親を思い出して恐れて逃げていくと言うわけだ。
女子たちは早速、その晩からバナナのイラストをおいて眠りについた。
ところが話の言い出しっぺの女子がその日は疲れてバナナ画を忘れて寝てしまった!お馬鹿〜!という間にメリーさん到来。
「殺される!
と夜中目を覚ました瞬間になぜかメリーさん逃亡。理由は夕飯を食べずに寝たため母親が枕元に近い机の上にバナナをおいておいたのだ。
「お腹がすいたら食べなさい。
……と書き置きが。
翌日朝、教室では女子の中でメリーさんが来たとの話題でもちきり。
騒ぐ中、予備鈴が鳴り響いたがいつもきっかり来る担任が来ずに教頭先生が暗い顔で教室に訪れた。
「残念なお話ですが、先生が本日朝、お亡くなりになられました…。
教頭の話では先生は手足がバラバラの状態で惨殺されていた。
…あの日、教室にいて話を聞いていたのは女子だけではなかった………。
聞く気はなくとも近くにいれば耳に入ってくる、という訳だ。
そーんなバナナ(・∀・)♪
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話