私が中学の行事でキャンプに行った時の話です。
西湖が目の前に見渡せるバンガローに宿泊しました。
その夜は青木ヶ原樹海にナイトウォークに出掛けました。
みんなで懐中電灯を片手に半分は盛り上がり、半分は怖がりながら夜道を進みます。
樹海の入口には鳥居があり何だか不気味でした。
懐中電灯がありながらもさすが夜の樹海、月明かりから私達を隠そうとするかのように木の枝が覆い被さります。
こんな雰囲気の中、怖い話をしないでいるのは我慢できません。
一緒に歩いていた友達の一人は霊感が強いらしく、樹海に入った時から耳鳴りがしていたと話始めました。
耳鳴りが高い時はいい霊で、低い時は悪い霊が居るとか…
私も時々奇妙な体験をするのですがそれはまたの機会に…。
そんな話をしながら、足元を照らし慎重に進みます。
が、大昔は溶岩が流れていた場所。
つまずきそうになりながらもやっとのことで出口へ着きました。
ところが…
さっきの耳鳴りの子とは違うのですが、スラスメートの霊感が強いらしい二人が急に地面にうずくまり頭痛がする、気持ち悪いなどと訴えるのです。
あまりに苦しそうなのでもしかしたら…? 霊の仕業?
その二人は友達に肩を抱き抱えられながらも樹海を?
怖い話投稿:ホラーテラー Jさん
作者怖話