それは14才の冬休みの時の事でした。
私の住んでいる町は、田舎で田んぼと山に囲まれ、冬になれば大雪に見舞われる町でした。
その日は、冬休みということもあり、小さい頃から仲の良かった、友人のAさんの家に泊まりに行くことになっていました。
私の家から友人のAさんの家までは、車で30~40分程度かかる場所でした。
私がAさんの家に行った時にはすでに夕方位になっていたと思います。
私は、Aさんの日課である、雪かきを手伝い、Aさんの部屋で遊んでいました。
夕飯もごちそうになり、部屋でAさんと一緒にくつろぎながら、おしゃべりをしていました。
そのまま話し込み、夜中の12時を回った時の事です。
Aさんが
「小学校に行かない?」
と言い出しました。
そこの小学校は、Aさんが通っていた小学校。以前Aさんと一緒にサークル活動で行った時のある場所でした。
Aさんの家からも歩いて10分程度で行ける場所でした。
私は
「今の時間帯開いてるわけないだろ!お前、鍵でも持ってんの?」
と聞きました。
するとAは、
「鍵の開け方をしている」
と答えました。
私は
「マジで!スゴいじゃん!んじゃ行ってみようぜ」
「あとBも暇してそうだから、誘ってみる?」
Aさんは
「OK!誘おう」
と言いました。
Aの部屋は2階で、一回の玄関付近には、父親と祖母が近くで寝ていました。
父親はとても厳しい人だったため、細心の注意を払いながら、外へ出ました。
Aさんの家の周りには砂利が敷かれており、家の周りを歩くと砂利の「ガサガサ」という音が聞こえる為に、外に出てからも、また細心の注意を払っていきました。
外に出た頃には、Bさんも待ち合わせ場所で待っており、いざ小学校に向かいました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話