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短編2
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わかったこと…

あの夢…

五感全てがリアルな夢…

まさかあんな事実を自分が知ってたなんて…

学校かな?昔行ってた小学校みたいな所に立ってたんです。冬だ…寒い…自分は学生で寮に住んでる。僕は寮の二階に住んでて家族は何故かその寮の一階にすんでる。親が大家さんだったのかな?で、学生になったから一人で暮らしなさいってことで二階にすんでた。隔離状態だったので家族には二年ほど会ってない。二階の自分の部屋は何のへんてつもない部屋。住み慣れ始めたから落ち着く匂いがする。二階には学校の先生達がいる休憩室がある。そこに歩いて行って何か先生達に話をしようとする自分が見える。

ストーブに乗せてあるヤカンから出る蒸気の匂いと質感がわかる。主観にかわり先生達が驚いた様子で僕を見てる。顔を見合わせる先生達だったけど数秒の沈黙を挟んで皆イツモの笑顔に戻った。

どうも僕は久しぶりに家族に会いに行くっていう報告をしたようで先生達も快諾してくれた。

最後だから…

先生の内の誰かが漏らした声を不思議に思いながら一階に降りる。

やっと家族に会える…

さっきから何か時計が気になるけど、そんなことどうだっていい!

久しぶりに会える…

タダイマァ!

みんな先生達と同じ反応…でも数秒経ってからの皆の笑顔…

カチッ…ん?何の音?

家族みんな何か優しすぎじゃないか?なんだ?この違和感?カチッ…また聞こえた?

俺には時間がない?

みんな?何で泣くの?

あっ…解った………

死んでるんだ。

ははっ…

嫌だな…軽くね?俺の体?カチッ…

またあの音…

成仏し始めてんのかな?

無くなるんだなぁ。

楽しかったなぁ…

えっ?嫌だ…嫌だっ嫌だ嫌だ嫌だっ…

知らなきゃ良かったのに…

サヨナラ…か‥‥

こんなリアルな夢…

もう見たくない…

こんな夢…

夢?あれ?夢かな?

カチッ…

怖い話投稿:ホラーテラー ユーさん  

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