ある日、一人のAV女優が亡くなりました
死んだ彼女が目覚めると、彼女は金色の草原に寝ていました。
すると、真っ白なスーツを着た紳士が歩いてきて、彼女にこう言いました。
「地獄 第一層 現世でのお勤め、ご苦労様でした。貴女は今からエンマダイオウ様の下で裁判にかけられます。裁判所まで私がご案内いたしますので、ついてきて下さい。」───
彼女は裁判にかけられ、そして判決を待った。
「判決を申し渡す。貴女は現世において、
窃盗4回
傷害2回
偽称12668回
の罪が有り、本来ならば再び現世への転生が妥当と思われるが、AV女優なる職に就き、自らの羞恥を省みず、現世で多くの人間に多くの快楽を与えてきました。その功績を讃え、貴女に天国二層への無期限の定住を許可します。」
裁判を終えると、またあの紳士が現れ、彼女に言いました。
「天国二層への定住ですか。二層はつい先日、改修が終わったばかりです。ご希望があれば好きなお部屋番号を予約できますがいかがでしょうか?」
彼女は笑ってこう言った。
「じゃあ0721号室で。」
(終わり)
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話