怖い話ではありません。
私は幼少から不思議なモノを見たりする事がありました。
小学生の頃に、私はクラス中から酷いイジメを受けていました。
理由は私が校舎にいるモノについて友達に話してしまい…気持ち悪いし頭がおかしい奴とかそんな感じだった気がします。
先生も私の存在自体を空気みたいに扱っていました。
自分が嫌われてる事を家族に知られたくなくて、誰にも言わず過ごしていました。
ある日、クラスで1番目立つ女の子が私を指差して言いました。
「こいつ(私)と目が合ったら呪われるんだって〜!」
この頃には私自身、自分が化け物なんじゃないか?って思い込む様になりました。
そして、学校の帰り道にある使われていないビルの屋上へ行きました。
もう、幼い私に自分を助ける方法は…死ぬ事しか考えられませんでした。
壊れた柵をくぐろうとした時、後ろから声が聞こえました…
振り返ると白いフワフワした靄の中に、小さな男の子が見えました。
その子は私を見つめて笑っています。
私は静かに近づきました。
近づくにつれて、男の子は形を変えておばあちゃんの姿になりました。
1年生の時に亡くなった祖母にそっくりで、私は声をあげて泣きじゃくりました。
おばあちゃんは私を見守ってくれているんだ…
そう思うと元気が出て、家に帰りたくなりました。
時が経つにつれて、イジメも静まり元に戻りました。
それから私は他人に自分の体験を話してません。
ここに投稿していても、妄想とか創作とか色々なご意見をいただいてます。
信じられないと思いますが…全て事実なんです。
怖くもない下らない話を読んでいただき…ありがとうございました。
怖い話投稿:ホラーテラー 坂道さん
作者怖話