ある人が幽霊がでるという噂のある山道へ行ったとき、木の葉の間から人らしき物体がふわふわ浮いてみえた。
もしや幽霊!?と思っておそるおそる近づくと、幽霊ではなく男性の首吊り自殺だった。
このままにしておくのもかわいそうだから下へおろそうと近づくと「ばさっ」という音。
びっくりしたが只たんに自殺者の靴が落ちた音だった。
死体は静かに風に揺れている。
とにかくおろそうと思うが、顔を見たくないせいで背後からな上、紐に手が届きずらいため、なかなかはかどらない。
すると、ふいに変な力が加わり、死体がくるっと回転してこちらを向いた。
死体の顔は自分と瓜二つ。
そして男性の顔を見て、死体は静かに笑った。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話