学生時代、登山部にいた頃に谷川岳の渓谷でテントを張り一夜を明かした時の話
その夜はテントの外の足音に目覚めてしまいました。
初めは他の部員がトイレにでも行ってるのだろうと思っていたのですが、
しばらく経って判ってきたことは、どうも足音は一人ではない事と、体重の軽い子供のそれである事。
そして私のテントの周囲をぐるぐる円を描いて回り続けている事です。
怖くなってしまった私は外を確認することもできず朝を待ちました。
翌朝テントを出ると、地面には子供サイズの足跡がびっしり、テント近くの川辺に戦中の学童疎開の慰霊碑が立っていました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話