小学校低学年の頃に見た不思議なものの話です。
下校途中に道草で畑の畔道を通って帰っていた時
少し離れた所にある柿の木の下に西瓜を一つ目にしました。
季節的にはもうすぐ冬でしたので珍しいと思い近づくと、少し動いたように見えました。
さらに近づくと西瓜でない事が分かりました。
それは西瓜柄のおじさんの頭でした。(首から下は埋まっているような感じでした)
私が唖然と見ていると
おじさんは一言
「時期を間違えた」
と言いました。
私は頷くしかありませんでした…。
なんだか悲しそうに見えたので、持っていたキャラメルを全部おじさんにあげました。
優しくされて嬉しかったのか、少しほくそ笑んでありがとうと言ってもらいました。
その後は帰って見たい番組があったので別れを告げ帰宅しました。
あれは未だ謎ですが、きっと妖精だったのだと思っています。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話