短編2
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新手の除霊?

昔どこかのサイトで見た話なんですが。詳しく内容を覚えてません…でも面白かったので大体の内容を書きます。

ある日AはBにある話を持ち掛けた。

オカルト大好きなAは様々な霊的実験をしており、次の実験には協力者が必要なためBに話を持ち掛けたのでした。

夜2時丁度にある事をすると男の幽霊と交信できる…と言うものでした。

それをAとBが同時に行うとどちらの家にソレは現れるのかという実験でした。

Bに内容を説明し嫌々ながらもBは承諾しました。

その夜「嫌だなぁ〜…俺怖いの苦手なんだけどな〜…」

などとBは思っていますが…

無情にも時間は1時半を過ぎていました。

「でもまぁ出るとは限らないし!呪われたりすると言ってなかったから大丈夫か♪」

と良い方に考えるようにしました。

時刻は2時前。

仕方なく儀式の準備をし2時キッカリに実行しました。

すると恨めしそうな顔をしたオッサン?の顔が浮かび上がってきました。

あまりの恐怖に声もでずオッサンの体も少しずつ浮かびあがってきました。

「か…下半身ない…本物だ…」

と思いながらも恐怖からか体は金縛りにあったように動かずその霊を見つめたまま動けずにいました。

その霊はニタニタしながら少しずつこちらに近寄ってくるようでした。

叫ぶ事も逃げる事もできない。

「変な実験に付き合わされたおかげで俺の人生は終るのか…」

すると霊が立ち止まりゲラゲラと笑いだしました。

もぅBはパニックでした。

全身から鳥肌が立った。

さらに霊はこの世のものとは思えない悲痛の表情を浮かべ…何かに苦しんでいるような…少し涙を浮かべこちらに助けを求めているようにも見えました。

その時スー…っと霊は消えていきました。

「なんだったんだ…」

体験したこのない恐怖からの疲れかその後眠ってしまったようでした。

次の日BはAに問いただしました。

B「昨日お前のせいで俺は死ぬ思いだったんだぞ!」

A「お前のとこにもでたのか?」

B「…も?」

A「昨日2時丁度にしたらさぁー…下半身の幽霊出てきちゃって。観察してたらソイツがどっか行こうとしやがったから足抑えて足の裏こそばしてやった。でもその霊、あんまり動じなくてムカついて股の間蹴りあげてやったんだ。そしたらもがきながら消えた。」

B「…(もしやあの悲痛な表情は…)」

Aは今でもいろいろな実験をしているがなんともないようだ。

怖い話投稿:ホラーテラー 000さん  

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