以前知り合いに聞いた話ですが、仕事前にそんな話するなと皆からやじられテンションがかなり下がったお話です。
実は知り合いの人は電気関係の仕事をしてまして主に設計士をやってるらしくて色々な現場に視察いくんですが……
その人見える人らしく今までも色々な物を見てはあまり関わらないようにしてたのですが、その人が体験した中で一番怖かったのは…とある現場の改修工事だったらしいです。
電気関係の配線するルートをどうするかで地下に行った時ですが、地下には誰も居なく…ちょっと怖いかなと思いながらも仕事してたそうです。
しばらくしてから何か嫌な気配を感じて、あたりを見回すと何も無く、気のせいかと思って仕事を再開してやってると…
突然、何かがおるような気配を感じて後ろを振り向くと………
大勢の霊達がその人を睨みつけるかのように見てたらしいです。
あまりの出来事に必死になって逃げて、声にもならないような叫び声で地下から抜け出て、仕事仲間の所に来た時にはいなくなったらしいです。
後で分かった話ですが、その建物の周辺には戦争で亡くなった人や生き埋めになった人が多数いたらしく、その人達が助けてほしくて出たのではないかと言うことです。
これは改修工事の時に話した見える人に起こった怖い話です…。
ある冬の山の中の現場の帰りの事です………その人が夜遅くまで残業して仕事をしてたのですが、あまり遅くまで残りたくなかったと言ってました。
と言うのもその現場付近に事故で亡くなった人が夜な夜な徘徊するとかで噂になってたらしく、その人も見えるみたいで、会うのは嫌だったらしいんです。
山道を通らないと帰れない……そう言い聞かせながら車を走らせてたら、10m先に白いワンピースを来た女の人が立ってたらしく、今の季節にあの格好は怪しいと思いながら、それを無視して先に進むと……
行く先々にその女が立ってるんですよ……。
こいつは憑いてきたなと思いながら運転していると突然車に何かを挽いた衝撃があったみたいです。
「しまった!!人を跳ねてしまったか…。」
目の前の惨劇を見たくないあまり手で目を隠してたみたいで、恐る恐る隠した手を開けていくと……
フロントガラス一面に血まみれの女が張り付いて睨んでたそうです。
あまりの恐怖に目を瞑り手を合わせ般若心経を唱えながら何分かした後に目を開けると……
さっきまで何事も無かったかのように辺りは真っ暗な不気味な静けさだったそうです。
「気のせいか…。最近残業多いから疲れてるのかな…。」
そして車を発進させたその直後にさらなる恐怖を味わったそうです
車の屋根に何かで叩く物音が響くんですよ。しかも呻き声もセットになって……。
生きた心地がしないまま、逃げるように山道を抜けるのですが、まだ怪奇現象は治まらない…。
どこをどう走ったのかは覚えてなかったけど、お寺があったらしく、その前を通った所で、車を叩く音が無くなったらしいです。
次の日に車の屋根を見ると明らかに昨日の出来事を裏付けるかのように、手形と叩いたであろう所に染みが付いてたそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話