これは、私の友達から聞いた話ですが
彼女は当時、一人部屋を持っておらず、妹と同じ部屋で寝ていたそうです。
なので、二段ベッドを使っていました。
彼女が上で寝ているのですが、上のベッドは何か取るために梯子を下りなければいけないので非常にめんどくさいのです。
だから、よく使うものはベッドに置いておくようになりました。
その中に鏡があったのですが、鏡は割れると危ないので壁に立て掛けるようにしていたそうです。
ある夜、寝ていたら急に金縛りにあって体が動かなくなりました。
金縛りには何度かあっているみたいですが、その時はいつもとは違うらしく…
視界が小刻みに揺れていたんです。
「あれ?地震か?」と思ったそのとき、
勝手に彼女の首がぐりんっと壁側を向きました。
壁に立て掛けてあった鏡に、彼女の顔が映りました。
なぜか、口が裂けているんじゃないかと思うくらいの異常で不気味な笑顔だったそうです。
揺れているのも地震ではなく、顔に力が入りすぎて震えていたらしく…。
金縛りはしばらく続き、その間、自分の不気味な笑顔を見続けていたそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話