私の祖父は昔から
「わしは、霊感があるんじゃよ」
と よく言ってきた。
祖母や両親に言うと
変な事いわないの、と笑われた。
そして不思議な事に
祖父はいつも
ふんどし一丁だ。
だから決して外には出なかった。
なぜふんどしなのか聞くと
ばあちゃんとケンカしたときに服を全部捨てられたそうだ。
さすがにひどい。
ケンカの理由を聞くと
エロ本を発見されたそうだ。
85にもなって…
さすがにひどい。
ある日祖母が亡くなった
なぜか祖父は笑っていた
なぜ笑っているのか聞いたら
これで、ばあさんと一緒にいれる。と言った
私は初めて気付いた
祖父はもう死んでいるのだと。
後で母に聞いたら
私が産まれる前になくなっていたそうだ。
ついでにエロ本の件も事実だそうだ
きっと祖父は
死んでも祖母を愛していたんだと思う。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話