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短編1
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いれて

ある日の深夜、部屋で仕事の残りをしていると、ふと窓に何かがぶつかる音がした。

私の家は田舎なので、虫か何かだろうと思ったが季節は冬だ。

不審に思った私は部屋の換気もかねて、窓を開けて外を見てみる事にした。

すると、窓の前に小学生くらいの女の子が背を向けて立っている。

田舎の深夜だ。歩ける距離にコンビニも自販機さえない。心配になって

「どうしたの」

と聞いてみた。

その時、俯き加減だった女の子が突然こちらを振り向いて目が合った。

目はまるで碁石のように黒一色だった。

そして

「い れ て」

と呟いたのだ。

流石に気味が悪くなった私は急いで窓とカーテンを閉めた。

少し恐怖はあったものの、心霊の類に遭遇した事の無い私はこの時点では警察に電話しようか迷っていた。

ふと見ると窓には無数の子供の手形が。

それらは全て内側からだった。

そして窓にうつりこんだ部屋の中に、その女の子が立っていた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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