これで終わりにしたいと思います。
もう一度目が覚めたときは
真っ白い部屋にいた。
最初はどこか分からなかったがどうやら病院のようだ。
しばらくして母が病室に入ってきた。
しばらく目があう。
母は私の近くにくると
頬を思いっきり殴った
「このバカ娘!」
とだけ言うと泣き崩れてしまった
「あ…。お母さん!!AとBは!?」
母は一瞬口ごもったが
生きてるよ。と呟いた
ほっとした瞬間
足に激痛が走った
私は恐る恐る布団を捲った。
右足が無かった。
左足は包帯ぐるぐるだ。
私は神社での出来事を思いだし
声を上げて泣き叫んだ
母もさっきより泣いている。
「Aは!?Bは!?2人の足もないの?
私の足はどうなるの!?
もう歩けないの!?
あの神社はなんなの!?」
わたしは混乱して
叫んだ
母は言葉も出ないくらい
泣いていた
しばらくして立ち上がると病室を出ていった
私は人生が終わった気がした。
もう歩けない
もう走れない
今までみたいに生活できない…
母が戻ってきた
車椅子を持っている
「現実を…全てを受け入れる覚悟はある?」
私はなんの事か分からなかった。
「あるならBちゃんとAちゃんの部屋に連れていくわ。」
私はうなずいた
母は私をゆっくり車椅子に座らせると
AとBの病室に私を連れていった。
最初にBの病室に言った
私は言葉を失った
Bの顔は包帯だらけだ
包帯と包帯の隙間から
顔が見えた
無惨にも顔の肉がえぐられていた。
私は吐いてしまった。
Bの母親が立ち上がり
「辛かったね…怖かったね…
ごめんね」
と私に言った
涙がとまらなかった
謝るのは私の方なのに
止められなかった私の責任なのに
「おばさん…大丈夫です。Bは強い子です。
必ず怪我を治して元気になります。
これからもずっと遊ぶって約束したから!!」
Bの母親は目を真っ赤にして泣き出した。
多分ずっと泣いていたんだろう。
まるで別人の様だ。
次にAの部屋に言った
Aの家族がこっちを見る
「真悠子…ちゃん…」
そういうとAの家族は泣き出した
やっとA母が口を開き
「さっき…Aが
し、しんだの…
余りに…か、体を…」
それだけ言うとまた
泣き叫んだ。
私は何が何だか分からなくなり
大声で叫んだ
鼓膜が破れそうなほど叫んだ
私の母が私を抱き締める
もう嫌だった。
4日後 Aの葬儀があった
棺の中のAはあまりにも残酷で
私たちは泣き崩れた
それからして一年がたった
私の右足は義足になり
リハビリを頑張ったが
松葉づえが無いと歩けなくなった。
Bは少しずつ回復していき
酷い傷痕が沢山のこっていた。
私の親はBと両親を家に呼んだ。
そして全てを聞かされた
あの神社は蜘蛛を祀っている神社で
数百年前に蜘蛛が大量発生し
その蜘蛛は子供を中心に人を食べていた
どんなに殺そうとしても
なかなか死なず
あるお寺の住職が
森の奥の大蜘蛛のところに行き
村の人を食さないように
いいに言った
大蜘蛛は
生け贄を捧げたら
もう現れないと言ったらしい
次の日自分のお寺の巫女を柱にくくりつけ
生きたまま蜘蛛に食べさせ
それからは蜘蛛の被害は無くなったが
あるひ住職の元に死んだはずの巫女が訪れ
巫女は急に四つん這いになると
住職を無残に食べたそうだ。
それから
あの神社が建てられ
巫女と住職と蜘蛛を祀り始めたそうです。
私とBは信じられなかった
そんなことがあるわけがない。
でも親たちは
「あれを見たでしょ…」
と良い泣き崩れた。
それから私の家族は引っ越した
私は未だにあの出来事は夢だったと思うときがありますが
自分の義足を見るたびに
あれは夢では無かったと実感させられます。
ありがとうございました
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話