赤い光を投稿した者です。今回は従姉妹の人達が怖い目にあった話をさせてもらいます。
これは俺が怖い話を聞いたりとかして、従姉妹の娘さん達に怖い話してた時の話になりますが、従姉妹の叔母さんや姉さんとかも話に入ってきて、
「うちの近所にも出たんよ。」
とか
「あたしは付いてきたことがあるんよ。」
とか言ってましたので、詳しく聞くと次の通りの話になります。
今からだいたい二十年近くになるのですが、当時の叔母さんは電車通勤で食品関係の工場に行ってたらしいのですが……
たまに日が変わるか変わらないかの時間帯まで残業があったらしく、電車も最終のが乗れないとかで、仕事の同僚に駅まで送ってもらったことがある日に、怖い出来事があったらしいんです。
叔母さんが住んでる地区の踏切で事故で亡くなった人の霊が出たらしく、夜間あまり出歩かないようにしてたのですが……
叔母さんはあまり気にしない人だったので、線路沿いの脇道を歩いて帰ってたそうですが、ふと気になったことがあり、後ろを見ると…得体の知れない何かがいたそうです。
「得体の知れない何かって何なの叔母さん?」
って聞くと、叔母さんは従姉妹の娘さんが読んでたジブリの本を指差し、
「これ、これによく似てたんよ。」
と言うので見てみると、千と千尋の神隠しに出てくる顔なしの事でした。
話を戻しますと、後ろを振り向いた時にその顔なしみたいなのは何かを探してるみたいな感じで彷徨いてたそうです。
叔母さんは気味が悪くなって早く逃げたらしいんですが…後ろから足音が聞こえてきて、追いかけられてると思いながら、踏切を渡り自宅に帰ったそうです。
後にも先にも見たのはそれっきりらしいんですが…従姉妹の姉さんも似たようなのにつけられたと言ったんですが、話聞いて興奮した俺が
「姉ちゃんはどんなのに追いかけられたん?」
と聞くと、聞いてる皆に分かりやすく言ってくれました……。
「テレビに出てる鳥居みゆきみたいかな(笑)」
姉さんの話も聞くと同じに近くゾッとする話でした。
従姉妹の姉さんは会社の方でお通夜があったらしく、その帰りに駅から歩いてたら違和感感じたらしいです。ちょうど踏切の近くに橋があって、そこを渡る時に呻き声が聞こえ、橋を通り過ぎてから後ろを見ると女の人が立ってたらしいんです。
誰も人はいなかった筈なのに変に思った姉さんは逃げたんですが、足音が聞こえてくるので後ろを振り向くと、女の人が足を引きずりながら追いかけてきたらしく、踏切を越えて自宅近くまで来たら、いなくなってたそうです。
姉さんもそれ以来見てないらしいですが……新たに引っ越してきた人達とかにたまに見たと井戸端会議で聞くそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話