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短編2
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旅館

これは兄から聞いた話です。

兄は霊感があります。

ある日出張に行った時の話で、急遽泊まりになってしまい、ちょっと知り合いの旅館に行ってみました。

すると、『ごめん。今いっぱいなんだ。

………でも、滅多にお客を入れない部屋があるんだけど。離れなんだけどさ。』

兄はもう遅かったし、寝れればいいやと言う思いで、『そこでいいから泊まらせて』と言い案内してもらいました。

言われた通り離れの部屋それも1部屋だけ。

疲れてた兄は早めに就寝しました。

夜中になり、ドアをコンコンとノックする音が…

コンコン…

コンコン…

こんな夜中に誰だよ?

あぁ誰か部屋間違えたのか。

いや、この部屋だけなんだから間違えるわけない!

そう思った途端、ドアがガチャ…

鍵閉めたのに!なんだよ!

するとふすまが空く音が…

ササァッー

嫌な予感がしたので目をつぶってました。

すると

ペタペタ…

ペタペタ…

足音が兄の布団の周りをずっと周りはじめ

やめてくれと心の中で叫んでました。

すると足音はピタッと泊まりました。

良かったぁと思った瞬間、

頭上から顔に向かって女の人が…

顔に髪の毛がかかる…

薄目で見ると髪の長い女の人が顔を覗きこんでいたんです…

そのまま兄は気を失なってしまい、翌朝、旅館の人にその話をしたら

『やっぱり出ましたかぁ』

そこは何人ものお客さんが見たと言う事で滅多に泊まらせていなかったようです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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