短編1
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猫の魂

寝苦しい真夏の夜。

ふと目覚めた。

枕元の時計を見るとまだ夜中の3時。

暑苦しくて目覚めたのではない。

ベランダで猫の悲鳴とも聞こえる鳴き声が眠りを妨げたのである。

そしてその鳴き声は絶叫にかわっていった。

眠い目をこすりながら、窓を開け、口の前で人差し指を立てると男はこう言った。

『タマ、静かにしなさい。シーッ。タマ、シーッ』

猫のタマ、シー

…猫の魂…

怖い話投稿:ホラーテラー ソウさん  

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