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短編2
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ラブレター

私が中学校の時、不思議なラブレターを貰いました。

今からその話を書きます。

「ただいまー。」

いつものように家に帰り、ごろごろしていた時のことでした。

「美和ー?靴になにか入ってるわよ?ん?…美和ちゃんへ?」

母が私の靴から手紙を見つけたらしく、その手紙を読もうとしていたので慌てて取り返し、急いで部屋に入りました。

…手紙?誰からだろう?

気付かないで靴履いて帰ってきちゃったんだ。

そんなことを思いながら、手紙を開いてみました。

そこに書いてあったのは…

[美和ちゃんへ

少し遅れたけど

誕生日おめでとう!

僕はずっと美和ちゃんのことが好きでした。

付き合ってください!

明日の放課後

第3学習室で待ってます。

by君を愛する者]

そこには頭の悪そうな字で書いてあったラブレターだったのです。

汚い紙の切れ端、

よく見たら○×ゲームの消した後が…。

誰が書いたのかすごく気になりましたが、誰かの悪戯だったら恥ずかしいので無視しました。

なにより誕生日を知っていたのが気味悪かったです。

当時、友達が少なく私の誕生日を知っているのが数人しかいなかったからです。

それから一週間ぐらいたったと思います。

学校が終わり、帰ろうと下駄箱に入ってる靴を取ろうとした時です。

私は驚きました。

そこに入っていたのは…

[誰にも見せるな〜〜〜〜]

の汚い字が靴から覗かせていました。

恐る恐る開いてみると、

[この前は行けなくてごめん。僕は美和ちゃんと文通がしたいです。もしよかったら返事を第3学習室のロッカーに入れといて下さい。]

なんで私が正体不明の人と文通をしなきゃいけないのよ?

と思いながらまた無視しました。

そしてまた…

忘れた頃に見覚えのある汚い字で手紙が入っていたのです。

[美和ちゃん、無視するなんてひどいよ。今日の数学のテスト36点だったよね?僕なんでも知ってるんだから。]

怖い話投稿:ホラーテラー 美和さん  

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