良くも悪くも霊を感じる人は感じてしまう。俺もその一人だった。
最近新しいアパートに引越したのだが、なんか違和感があった。別段特にカワッタことはなかったのだが何かがおかしい。
深夜2時頃、ふと目が覚めた。リビングで物音がする。俺はおそるおそる寝室のドアを開けて見てみた。するとそこには・・・
それを確認したとたん俺はすぐに部屋を飛び出した。早くしないとやつが追ってくる。ふざけてるよな。うちには四つん這いの女なんて飼ってませんよ。なんのプレイだよ。違和感の正体はあいつだった。
すぐにやつも追ってきた。なんでその体制でそんなにはやいんだよ。非常階段で一気に一階まで駆け下りた。そのまま俺は友達の家に転がり込んだ。その時のあいつのポカンとした表情と言ったら。
次の日俺はすぐにそこを引っ越した。大家に問い詰めたら話してくれた。昔あの部屋で足をボキボキに折られた女の死体が発見されたそうだ。ああだから四つん這い。俺は納得した。
数日たったあと、ふとあのアパートを通りかかったのでふと俺が住んでいた部屋を見た。・・・女がいた。俺をすごい目で睨んでた。俺はフッと鼻で笑って言った。成仏しろよ・・・。そして気づいた。なんでお前立ってんの。考えるのも馬鹿馬鹿しく俺は笑った。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話