若くして不治の病に侵され余命3ヶ月を宣告されたC子さんの病室に、クラスメイト達がお見舞いに来てくれました。
みんなと一緒に写真が撮れるのもこれで最後かもしれないと考え、C子さんを囲みクラスみんなで写真を撮りました。
それからしばらく経ち、C子さんは医者の宣告通り亡くなってしまいました。
C子さんのお母さんは、写真をクラスメイト達に送ろうと現像に出したのですが、返ってきた写真はどれもC子さんの顔だけ、まるでミイラのように目は落ち窪み、肌は土気色で、唇はひび割れ、さながら老婆のように写っていたのです。
C子さんのお母さんは恐ろしくなってある著名な霊能者に相談に行ったのですが、霊能者は写真を見ても言葉を濁すばかりで、一向に明確に答えてくれません。
お母さんがどうしてもと食い下がると、霊能者は厳かな声でこう告げました。
「残念ですが、娘さんは地獄に落ちました」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話