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短編2
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心霊トンネル①

少し長くなるかもしれないので了承してね。

少し前の夏の事なんだけどとある心霊スポットに行ったんだ。

俺は結構恐がりなんだけど怖いもの見たさからよくそういったスポットに足を踏み入れたりする。

一人では流石に行けないからグループ行動が多いけどね…

霊感は全く無い方だと思ってるけど(そう思いたい)黒い影らしき物や足音、ヒソヒソ話なんかをよく聞いたりする…

連れの中に霊感というか見える奴がいるので自分が感じた所を指して聞いてみると「そこにいるから見ない方がいいよ」って…

やっぱりオイラも見える人の一人なんだろうか?

少し脱線したが数々のスポットをめぐるメンバーが霊感のある健吾(仮名)と正之(仮名)とオイラの三人で今回もとあるスポットへ向かった。

そこは昔から有名なトンネルで夏になるとお化けより見にきた人が多いんじゃないか?って位の場所だが…

そこはまだ新しいトンネルで本当にヤバいのは旧、旧トンネルなんだがみんな新トンネルでワー、キャー騒いでる。

「新トンネルは人しか居ないしアソコは何もないよ」と健吾が言うのでたぶん本当だろう。

「旧トンネルも事故はあった。曰く付きの場所でもあるが更にやばいのが旧、旧トンネルだ」だそうだ…

旧、旧トンネルは江戸時代に処刑場があった近所らしく近くに祠が祀ってあり昔の狭いトンネルねためやはり事故は絶えなかったらしい。

車で新トンネルから旧トンネルにいく山道を登る最中に「新トンネルでいいよ~」と

オイラはダダをこねたがあっさりスルーされ旧トンネルへ到着、ここで旧、旧トンネルにいくには茂みをわけていかないと行けないらしい…かつては舗装されてたであろう道路は荒れに荒れていて草木が茂り入ることを躊躇させるほどの闇が広がる。

懐中電灯も車のライトも吸い込まれる位の暗闇で不気味な空気を漂わせていた。

旧トンネル入り口でエンジンを切りライトを消すと虫の声と漆黒の闇に包まれた。

健吾も正之も旧トンネルだが流石に雰囲気に圧倒され少し言葉少なめだった。

正之「これ…旧、旧トンネルいける?俺…旧トンネルでいいよ?」

オイラ「オイラ怖くて行けない…」

健吾「じゃあ旧トンネルにしようか?」

話が一致したところで外に出てみるがやはり新トンネルとは違い空気が冷たく重くなっていた。

トンネル入り口に車を止めたためトンネル内の湿った風も吹き抜けているため変な感触を覚えている。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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