夫婦と、幼稚園に入ったばかりの男の子の幸せな家族。
幼いながらも 優しくてお友達とも仲良く遊べる。
そんな様子を微笑ましく見ている夫婦。
「あの子はきっと優しいお兄ちゃんになってくれるね」
二番目の子が出来たお腹を撫でながら、夫婦は見つめ合い笑った。
無事 可愛い女の子が生まれ、お兄ちゃんになった男の子に
「大きくなったら一緒に遊んであげてね」
もちろん優しいお兄ちゃんは
「うん!○○ちゃんと早く遊びたい!」
と妹のほっぺたをそうっと触った。
「幸せ・・・」と母は思った。
3ヶ月が経ち お兄ちゃんは外でお友達と元気に走り回っている。
妹はスヤスヤ眠っている。
必要な物だけ買いに行ってしまおう、と母はスーパーへと急いだ。
帰ってくると ベビーベッドにいるはずの娘がいない。
一人ではどこにも行くはずがない。真っ青になる母。
するとそこへ・・・・・
「ママ−!○○ちゃんも一緒に遊んであげたよ」
!!!
お兄ちゃんらしく、可愛い妹の小さな手を握り 息をはずませて 走ってきた。
笑顔いっぱいで。
友達たちと妹を引きずって。
実話です。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話