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短編2
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恨まれた友人 その6、

俺「交通事故だろ?そんで、頭がもげて、血がドバーって」

A「結核だって。」

 結核?結核って…結核で首がもげるのか?転げ落ちるのか…恐るべし、結核

待てまてマて、頭を整理しよう。

まず…俺が興味本位で寄った心霊スポットで霊(ハンチング)を連れて来てしまった。

Aが徐霊中にハンチングの頭を落としてしまった。怒ったハンチングはAに付き纏う…

事故で酷い死に方をした彼だが、事故の認識が無いらしく生前の姿のままの霊として現れた。

トレードマークのハンチング帽子を身に着けて

俺「…あのさA、なんで叩いたんだっけ?頭?スパパパパパーンって」

A「増えてる増えてる。パーンだ!パーンって」

俺「だからー」

A「深い意味はナイ 単ナる勢いで……あイつが…ゴニョゴニョ」

俺「先生、聞こえませーん」

A「だから、aいつが…を、う…れロ…てe」

俺「?」あきらかにAの様子がおかしい

A「…を…うkいかイrれれろって」視線が定まらない。既に呂律も廻らない。Aが尋常じゃない。…呪い…ハンチングの呪い?

A「うケっけっイrロJe…rふじこ」

…禁呪だ この世には無い呪いの言葉。俺のせい…か

一瞬でもハンチングをイイ奴だと思った俺が馬鹿だった。あんなに怒ってた霊がただで身を引く訳が無いだろうに

俺「A、俺とお前は友達だよな、これからもずっと」 俺は覚悟を決めた。Aと共に呪いを受け入れよう。強い眼差しで夕陽を背にじっとAの瞳を見つめる俺

たった一分が長い。無限の一分だ

A「わかった 言う。言うぞ」 気持ちが通じたのだろう。覚悟を決めるA

 だが、それはまるで退路を失い乱気流に突き進むジャンボ旅客機。あまりにも無謀だ

A「 ハゲを受け入れろ!  だ」

俺「ハア?」

A「だから、こう言われたんだ「 ハゲを受け入れろ!」  もういいだろ?」

俺「何それ?訳わかんねー」

A「だ、だろ?だから叩いたんだ、なんでやねんって」

 機体バランスを立て直し管制塔に連絡を取るA

俺「うん、アリだな」 鈍い俺

A「そう、そう、なんでやねーんって」 緊急着陸に成功したA

俺「アリ、アリ」 相変わらず鈍い俺

A「で、ほら、さ、有ったろ?聞きたい事、他に、他に!」

奇跡的に乗員、パイロット、全員無事です

俺「あ、だから頭、なんで落ちたかって話」 史上最大の特報に全く気付かず、やっと核心に迫ったと思う俺

すみません 次でおわらせます たぶん

怖い話投稿:ホラーテラー なみすけさん  

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