沖縄そばです。
二回目の投稿です。
僕の友達の名前と
ifさんの友達の名前が
被っちゃっているので
(ごめんなさい)
僕の友達ハルはこれから
ヨシという名前で書きたいと思います(笑
(本名わかっちゃうかな?笑)
これは僕と友達二人が体験した話です
ヨシの家で友達数人と飲んでる時、
やはり話題は怖い話になった。
ヨシは怖い話を沢山持っていて、
ヨシの家で飲む時はみんな
ヨシの話す怖い話を期待していた。
だがその日は、ある心霊スポットに行くことになった。
それは、お調子者のタクが提案した
「その昔、プールで少年が溺れて亡くなったらしい廃墟ホテル。結構出るらしいぜ」
タクは幽霊が見える人ではない。
見えなくても、心霊スポットなどの
雰囲気を楽しむタイプだ。
そうして酒を飲んでないヨシの運転で心霊スポットにむかった。
廃墟ホテルへ向かう車の中で、
話題はやはり怖い話になった。
僕は、ホラーテラーで見た怖い話を一つ拝借して、タクを怖がらせる事に成功した。
ただ、ヨシはあまり怖がらない。
ヨシ曰わく、
やっぱり本当に怖いのは人間
らしい。
(時系列で言えば、僕がヨシからあの
レインコートの女の話を聞いたのは、
この時よりも少しばかり後だ。)
そういってヨシはある話を始めた。
ヨシの話を聞いて
あまりの怖さに車の後部座席にひとりで座ったことを僕は後悔した。
助手席のタクはあまり怖がってなかった。
幽霊的な怖い話を期待していたらしい。
こいつズレてるな、と僕は思った。
(この時の話も、いつか投稿出来たらいいなと思います。)
そうこうしてるうちに、
お目当ての廃墟ホテルについた。
なかなかデカい。
ホテルの壁には意味不明な文字の落書き、ゴミが散乱していた。
こういうスポットにくる奴らは
何故ゴミとかを持ち帰らないのか。
俺ならゴミを捨てて呪われたら嫌なので
絶対にポイ捨てはしない。
ポイ捨てする人は呪いとか怖くないのか?
そういう問題でもない気がするが。
とにかく、三人で廃墟ホテルに入る。
中もいかにも廃墟って感じだった。
廃墟ホテルの中を進む
俺とタクは恐る恐るだが、
対照的にヨシはひとりでどんどん進んでいく。
本当に怖くないのか、すげー。
するとヨシが急に立ち止まった。
「どうした?幽霊でもみたか?」
タクが言い終わるか終わらないかのうちに、ヨシが叫んだ
「うぉおぉぁっ」
そしてヨシは凄いスピードで引き返す
速い。
僕とタクは置いてけぼりだ。
ヨシの声にビビった僕とタクは
何が起こったのかわからないままヨシのあとを追いかけ、車に戻った。
「何があったんだよ?」
タクが聞くがヨシは
「いいから早く車乗れ!!」
とタクを急かす。
僕はヨシがこんなに怖がっているのを見たのは初めてだったんで、何があったかわからないがとても怖かった。
だが、車のエンジンがなかなかかからない。
なんてB級ホラー映画みたいなことはなく、普通にエンジンはかかり
ヨシは、そこから離れたコンビニまで猛スピードで車を走らせた。
コンビニで飲み物を買い、ヨシを落ち着かせてから、タクがヨシに聞いた。
「何を見たんだよ?」
ヨシは水をゴクリと飲み、言った。
「俺らが歩いてた先の部屋からホームレスっぽい男が金属バットもって立ってた」
マジかよ・・・じゃあそのまま進んでたらヤバかったな。
タクが
「3対1なら勝てたんじゃないか?」
なんて馬鹿みたいなことを言ったらヨシは
「3対1?あっちも三人いたよ。あのまま気付かずに進んでたら、俺らボッコボコで身ぐるみはがされてたんじゃないかな」
僕はヨシがそう言っている時に思い出した。
こいつホームレス見つけた時
1人で先に逃げやがったな・・・
でも一番怖かったのは
「えー。でも、えー。やっぱ幽霊じゃなきゃ怖くねぇや」
とかほざいてるタクの頭の中だった。
結局、僕ら三人が廃墟ホテルで出会ったのは、
幽霊でも何でもないただの人間だった。
ホームレスも、自分の家?にゴミをポイ捨てされたり、
落書きされたりするのは嫌なのだろうか。
だけど僕らはゴミはポイ捨てしていない。
これからも
ゴミはちゃんと持ち帰ろう。
僕はそう思った。
怖い話投稿:ホラーテラー 沖縄そばさん
作者怖話