ある日ポストにラブレターが入っていた。
内容がこれだ。
「あなたの仕事姿を見て一目惚れしました。少しでもあなたに近づけるよう私も頑張るので少しでも私を感じて下さい。」
ちょっと気持ち悪いながらも自分には彼女いるし浮気は日常茶飯事だが本命の彼女がいるので破いてポイ捨てした。
第一何で家が分かるんだよ…
次の日には髪の毛と陰毛らしきものが入っていた。
もちろん捨てた。
次の日には血で「大好き」と書かれた白い紙が入っていた。
もちろん捨てた。
次の日には凄く似ている自分の絵が袋に包まれて置いてあった。
もちろん飾った。
次の日には俺をどこかから撮影した写真が入っていた。
もちろんアルバムに保管した。
次の日には猫の死体が突っ込んであった。
もちろん埋めてあげた。
次の日にはミミズやら何かいっぱい撒き散らしてあった。
もちろんお隣さんに謝った。
次の日は…と、長くなるのも嫌なので、こんな感じが一週間更に続いた。
自分は人に恨まれても仕方ないことを多々しているので仕方ないと諦めかけていた…
ある日ポストに知らない電話番号の書いたメモがあった。
もちろんかけた。
「………もしもし」女の低い声。
「俺お前に何かしたか?何が目的だ。」
「……………たい」
「あ?」
「あなたと………」
「無理だな。俺は結婚は決めた奴がいるんでな。」
「………
………
………
………殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
危機感をやっと感じた俺は友達の家に逃げた。
次の日友達の家のポストには血で「逃げられないよ」と書かれた紙があった。
もちろん友達には悪いので家に帰った。
家の前には髪がくしゃくしゃの女が立っていた。
インターホンのカメラのとこをずっと間近で見ている。
俺は蹴り飛ばした。女だが手加減せず。
家に逃げ、立てこもるようにずっと家にいた。
インターホンがなる…
外のカメラの様子が画面に映る…
こっちを見る画面いっぱいの瞳が2つ。
さすがに通報した。
しばらくしてパトカーが来たが警官によると逃げたようだ。
先が思いやられる…
→解決編に続く
怖い話投稿:ホラーテラー チャラ男さん
作者怖話