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中編3
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最期の約束

初めて怖い話を投稿します誤字脱字が多いと思います。それでも構わない方はどうぞご覧下さい。

これは、私が2年前に体験した話です。

私は、すぐ悪口を言ってみんなを困らせる子でした。おばあちゃんにもはむかって、「おい、ばばあ!!」とか「くどくどうざい!!」とか暴言を言っていました。ある日、おばあちゃんが特製オムライスを作ってくれました。私は、おばあちゃんと喧嘩をしていて感謝の気持ちもなくご飯をひっくり帰して「こんな物なんていらない!!」と言って私は家から離れていきました。しばらくして、頭を冷やして家に帰ると私の母親が、(私の事をAとします。)

母「Aどこに行ってたの?」

私「別にどこでもいいじゃん!!」

母「早く病院に行くよ!!」私「え?なんで?」

母「おばあちゃんが倒れたのよ!!」

私「嘘?」

そして、私達は病院にむかった。

私は、おばあちゃんを見た時ゾッとした。おばあちゃんじゃない!

顔色が悪くて、気力がない…。

私は、おばあちゃんに駆け寄り…。

私「おばあちゃん!おばあちゃん!」

おばあちゃんが少し目を開きました。

私「おばあちゃん!!」

「A……。おばあちゃん、もう…だめかもしれない……。」

私「そんな事言わないでよ!」

「ごめんね……。」

家に着いた………。

おばあちゃんの家を見る。私が、投げたオムライスが片付けられずに落ちている。オムライスを見ると、ケチャップで何か書かれている…。

大好きなAへ

おばあちゃんより

私の為に……。

必死になって書いてくれたのに……。

あんな事しなければよかった……。

お悔やみの日

私は、自分のやってしまった事と、昔の事を思い出しました。

昔は、おばあちゃんにいつもついていく私でした。いつも、遊んでくれたのに…。

中学校に入ると共に、おばあちゃんの存在を忘れるようになって、家が近いのに遊びに行く事もなく、おばあちゃんの家に久々行ったのが昨日…。おばあちゃんが倒れた日……。

お悔やみの間、庭でぼーっとして座っていると、誰か私を呼んでいる気がしたので、その場所に行くとおばあちゃんが…。

私「おばあちゃん?」

「Aごめんね…。」

私「私こそ…。あんなひどい事言ってごめんなさい。」

「A覚えているかい?」

私「何…?」

「おばあちゃんが死ぬ時は、最期に必ずお別れを言って見送ってくれるって。」

私「あっ…。」

思い出した……。

小さい頃…。

私「ねぇ、おばあちゃん。」「なんだい?Aちゃん?」

私「おばあちゃんって死なないよね?」

「Aちゃん、人間はいつか死んでしまうものなんだよ。」

私「そうなんだ。A悲しいな…。」

「だったら、おばあちゃんと約束をしよう。」

私「約束?」

「おばあちゃんが死んだら、お別れを言って見送ってくれる?」

私「いいよ。」

思い出した……。

私「おばあちゃん!あんなひどい事私は言ってたけど、本当は……。本当は、大好きなんだよ!」

「ありがとう。……。

もう、おばあちゃん行かなくちゃ…。」

私「おばあちゃん!」

「バイバイ…。」

おばあちゃんが消える…。私「おばあちゃん……。

バイバイ…。」

気がついたら、私は一人で泣いていた。

約束の場所で…。

その時、私の長くて短い反抗期が終わった。

ここまで読んで下さってありがとうございました。

夏が来ると思い出します。

怖い話投稿:ホラーテラー スマイルさん  

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