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短編2
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梅林園

『大森山動物園』から数週間後のお話です。

怖くはないので、あくまで体験談と捉えて下さい。

その日は友人M・私・大学生Tさんの3人で梅林園に向かいました。

ケータイのナビを見ながら、程なくして目的地に到着しました。

夜闇にひっそりと佇む梅林園は成る程、いかにも心霊スポットといった感じです。

その夜は冷えていたのでTさんは車の中に残り、私とMが探索することにしました。

まずは、『女性の霊が目撃された』という展望台の周囲を散策しました。勿論霊感のない私は見れませんから、Mが何かを感じてくれたら収穫かなぁと思いながら歩き。

道は月明かりで何とか見える程度。二人とも足元に注意しながら進み、展望台を下から見上げる場所まで来ました。

私:『M、何かおるか?』

M:『ん~...悪いのは居ないっぽい。』

私:『女の霊いるって見だども、つまらねな~(・3・)』

M:『何か感じる?』

私:『な~んもわがらね(。3。)』

M:『あえて言うなら、木の霊かねぇ。』

私:『木霊だな。』

・・・〇△◇*・・・

展望台の頂上から女性の声みたいなものがハッキリと聞こえてきました。

思わずMの顔を見ると、彼も私を見ていました。

私:『聞いた?』

M:『うん。』

私:『Tさんじゃねぇよな。』

M:『全く違う声だったよね...』

誰かを呼んでいるような声でしたが、何と言っていたかサッパリわからず。

少しTさんが心配だったので車に戻ると、見事に寝入ってました...。

帰りは向かい側の林を通ったですが、そこにトイレと東屋がありました。

Mが言うに、『こっちの方がヤバイね...じっと見られてるよ。』との事。

何事もなく帰る事はできましたが、結局霊の姿は見ることが出来ませんでした。

しかし、あの『声』の主は誰だったのでしょう。

少し不思議な体験をしました。

*セリフはほぼそのままです。私は秋田弁と標準語を混ぜて話す男ですから(笑)

ほかに情報があれば教えて頂ければと思います。

怖い話投稿:ホラーテラー ウマイ!テーレッテレー♪さん  

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