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短編2
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呪いと代償2

最近妙な気配を感じる

気づいたのは親父の葬式が終わってからだ

生きた人間の気配じゃないのはなんとなくわかる

葬式が終わって一人で暮らしてるマンションに帰ってきて1ヶ月が過ぎた

風呂でも入ろうと浴室に行き洗面台の鏡を見て驚いた

男が立っている

鏡越しに目があったがその目は鮫のように真っ黒だ

ああ妙な気配はコイツだったんだ

俺はなぜか冷静だった

そういえば親父が死ぬ前変な夢を見るとか言ってたな

もしかしたらコイツの仕業か?

だとしたら次は俺の番って訳か

しかしいったいコイツは何者だ?

まずは正体を突き止めようと思い俺は調べだした

親父の会社に行き社員の人間に最近親父が誰かに恨みを買うようなことしてなかったかと聞いてみると一人の社員が話し出した

話によると前に会社が事業展開した時にライバル会社が潰れその会社の社長がどうやら自殺したらしいのだ

俺は早速潰れた会社を調べてみた

自殺した社長には妻と2人の子供がおり家族は細々と生活をしていた

さて俺はこれからどうするかこの男の呪いを解く方法なんてわからない

このまま親父のように死ぬのか?

どうせ死ぬならやっておきたいことがある

復讐だ

親父を呪い殺したこの男への復讐

ある夜俺は男の家族が住む家を訪れた

俺の手には手斧が握られている

家に侵入しまずは妻を殺した

そして次は2人の子供だ

作業は簡単だった

さてこれからどうしよう

子供部屋のベッドに横になり天井を見つめていると目の前にあの男が現れた

その顔は絶望に満ちている

お前は代償を払った

後は俺が払う番だ

ゆっくりと目を閉じ俺は自分が払う代償を考えはじめた

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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