短編1
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オームのようなもの

うちの母親が中学時代の話です。

当時、母親は劇場公開したばかりの風の谷のナウシカを

親と一緒に映画館で見たそうです。

その帰り、実家は映画館のある明るい商店街から

かなり山へ入った所にあり、暗い山道を通らなければなりません。

まだ舗装しておらず、街頭も殆どない山道を歩いていたら

なんだか道が蠢いているように見えます。

暗さに慣れた目でよく見ると、ダンゴムシでした。

しかも道いっぱいにたくさん…

それが絨毯のように大量にいたので、道が動いているように見えていたのです。

元々、母親もその親も虫が大嫌いだったので、パニックに陥りました。

ダンゴムシを踏みつぶしながら走りながら後方を振り返ると

親玉のような大きめのダンゴムシがゆっくりこちらに進んできていたそうです。

その姿はまるでナウシカに出てきたオームのよう。

家に辿り着き、一緒に来なかった家族にその事を話しても

笑うばかりで全く信用されなかったそうです。

でも、母は未だにその件があってからはオームを見ると

記憶が蘇ってきて、全身に鳥肌が経ってきて拒否反応を示します。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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