短編1
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親父の傷跡

うちの親父の額には長さ3cm、幅1cm程の傷跡がある。

俺が小さい頃は理由を聞いても「思い出したくない。」としか言わなかった。

ある時、仕事の関係で親父の昔の友人と飲む機会があった。そこで親父の傷跡の原因を聞いてみた。

今でも単線ディーゼル車が走る埼玉のJR線。駅も自動改札はなくスイカのタッチするやつはある。

親父の若い頃も今も線路の脇に侵入防止の柵がない区間がけっこうある。

やることがなく線路脇で友人たちと屯していたらしい。

あまりに暇なので線路に石置く?みたいな会話になり、流石にそれはまずいので、通る電車に石を投げ始めた。

電車の走行スピードは遅いので石が当たって驚く乗客の顔が見え、それを楽しんでいた。

目立ちたがりの親父は、数本目の電車が来た時やや大きめの石を全力投球した。

カンッという電車に石の当たった音とともにその場に倒れる親父。

見てみると親父の顔面血だらけ。

自分で投げた石が跳ね返り自分を直撃したそうです。

かっこ悪すぎるよ親父…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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