中年のおっさんです。
学はないので誤字脱字は勘弁してくれると幸いだ。
以前の日本には土葬という習慣?があったんだ。
今は火葬がほとんどだと思う。
去年の正月明けに組内(地区内の冠婚葬祭などで親戚では無いが手伝いをする関係のご近所さん)で大婆ちゃんが亡くなったんだ。
それで組内の自分を含め男四人で棺桶運びや墓の穴掘りなんかを頼まれたんだ。
穴掘りっていっても柱?立てたりする小さい穴だよ。
流石に土葬はしないしな。
まぁ四人がやる役にも正式な名称があるがそれは地方によって変わるだろうから書くのはやめとく。
それで当日の朝。
四人とも当家から頂いたお揃いの服を着て集合。
朝一番で小さい穴掘り。
当家に戻ったら一席用意してあるんだ。
真冬に日本酒が一升瓶一本と冷や奴が一人一丁。
テーブルにどーんとな。
リーダー「火葬場行く前に一本 空けるぞ」
三人 「!!!!!」
新人なんで呑んだよ。
真冬に冷や酒に冷や奴。
いやいやあまりに寒くてまったく酔わない。
書き忘れたが一席が用意してあったのは裏にある土間の炊事場なんだ。
とにかく寒くて寒くて酒だか水だかさっぱり分からなかったな。
実は酒に意味があったんだ。
怖い話投稿:ホラーテラー プリン体さん
作者怖話