短編1
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柴犬のギン

五年前まで

ギンという柴犬を

おばぁの家で飼っていた

ギンは俺よりも年上で

二つ上の姉貴よりも、もしかしたら年上かもしれない

老犬だった

もともと捨て犬だったらしく

おじぃが拾ってきて

鉄格子組み合わせて犬小屋作ってベニヤ板やらなんやらで屋根までつけて

ある程度走り回れるように

レールみたいに紐をつけて

なんだかんだでおじぃが一番可愛がってたみたいだった

ちなみにギンは

右後ろ足を折っていた

原因はおじぃ

犬小屋の近くに

車庫(これまた手作り)があったんだが

いきおいよくバックした時に

踏んだらしい

おじぃがあわてずに

ちゃっちゃと固定して

病院に連れていったので

大丈夫だったらしいが

そんなギンが

命を全うして五年がたつ

家族にはいってないが

おばぁの家があった場所に

たびたび

ギンによく似た柴犬を見る

レールみたいな紐があったところで座っているのだ

おじぃが車で帰ってくるのを待ってるみたいに

おじぃは右半身不全で

もう車に乗れない

だから近々

おじぃを乗せていこうかと思ってる

おじぃも、ギンが亡くなってから

いないのに鳴き声を聞いたりしているらしい

(俺の半端な霊感はどうやらおじぃ譲りのようだ)

今日も

ギンは待っていた

次まで続きます

汚い文でごめんなさい

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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