短編1
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イモムシ

最初に言いいますが、初投稿の上に、心霊系ではないです。

そして虫が苦手な方はご注意ください。

私がいつもの様に目を覚ますと、壁や床に、大量のイモムシが這っていた。

鮮やかな緑色で、少し背中に毛がある。

長さは5〜6cmと、結構大きめだ。

起き上がると、枕元に一匹のイモムシが死んでいた。

最悪だ…。

そう思いながら私はイモムシを布団を使ってベッドの下に落とした。

…後で片付けよう。

一体どういう訳で、私の部屋に大量のイモムシがいるのか把握出来ないまま、部屋を出る。

何があったんだ…?

私は洗面台の鏡に写った自分を見ながら、物思いに耽った。

すると突然、口の中に違和感がし、流台に嘔吐してしまった。

私がふと、汚物に目をやると、そこにはバラバラになったイモムシがいた。

そこで私は、ネットで見た記事を思い出す。

イモムシの呪い。

恐らく私は、眠りながらイモムシを踏み殺してしまったから呪われたのだろう…。

それでもまだ、口の中の違和感が治まらず、私はひたすらイモムシを吐き続ける。

気分が悪い…。

私は…このまま…。

目が覚めた。

壁にも床にも、イモムシはいない。

怖い話投稿:ホラーテラー 白牧草さん  

Concrete
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