私が中学生だった頃の話です。
当時バレー部、陸上部だった私は、朝練に駆り出されて、朝の6:30頃学校に向かいました。
学校に行くにはには横断歩道があり、そこを渡らないて学校へいけませんでした。
信号が変わるのを待っている時でした。
グッと肩が重くなったかと思うと、私の肩の上に男の人の顔がありました。
私は咄嗟に身を引いて逃れましたが、その人はニヤニヤしていました。
怖くなって、信号が変わっていない横断歩道を渡ろうとした時
「駄目!!!」とその人が叫び、私の腕を掴みました。
「痛い!放して!」と私が言うと、その人は腕を放して俯きました。
今のうちだと思っていたら、信号が変わり、私は向こう側に足早に渡り、その人の事は振り返らずに歩きました。
「少しは離れたかな?」と思い、男の人がいたほうをみるとそこにはいませんでした。
「気味が悪い…」と思い、振り返ると「国語辞典!!」とさっきの男の人が目の前で叫びました…。
私は叫ぶにも声が出ずに、その人を突き飛ばし、全速力で学校にいきました。
後から母に尋ねると、若い女の人やこどもを追いかけ回す障害者の方だと教えてくれました。
それからは通学路を変えて、安全に登校することが出来ましたが、皆さん一人で出歩く際には十分気をつけて下さいね?
怖い話投稿:ホラーテラー 祥さん
作者怖話