4歳の時に経験して、未だに強烈に印象に残ってる出来事。
今の家に越す前のアパートに住んでいて、幼い私は母親と一緒に寝ていた。多分、妹は父親と一緒に寝ていた気がする。弟は、多分産まれたか産まれてないかくらい。
ふと、意識が覚めたが(まだ眠かったので目は閉じたまま)
また眠りにつこうとしていたが
コツッ、コツッ、という音が部屋に響いていた。
時計の秒針とは違う音だった。
無視してぎゅっと目を閉じていたけど、音はだんだんと大きくなり近づいている。
枕元まで来たような気がして、
泥棒だったらどうしよう?幽霊だったらどうしよう?と思ったが
怖い気持ちをこらえて、意を決して目を開けて枕の上を見たら
日本人形がいた。
真っ黒で腰まである髪に、色白で赤い唇。
上下に跳ねながら(?)近づいていた。
怖くて怖くて再び目をつむり、隣に寝てた母親に寄り添いしがみついていたら、いつの間にか再び眠りに落ちていた。
今は亡き祖母の家にも、日本人形がありました。
その人形を見ると、子供ながらに恐怖心のような不思議な気持ちになったのを覚えています。
霊感はないほうなので、こんな不思議な体験をしたのは後にも先にもこの時だけです。
母親も、このアパートにいるときは金縛りによくあっていたそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話