夢に落ち、その中で目を覚ます。
目の前は闘技場のようだった。
向こうの門から仔イノシシのような怪物がいた。
周りはスタンドで囲まれていて、そのうえで見物客が騒いでいる。
突然仔イノシシが襲ってきた。
殺人犯はとにかく逃げた後、あたりをもう一度見回し電子ボードを見つけた。
そこには、「VS CHARANGER 28体目」とあった。
周りの客は双方を応援している。
どうやら自分が何体の怪物を倒せるのかを予想して賭け事をしているようだ。
手に持っていたピストルみたいな武器で攻撃した。
ありがたいことに仔イノシシは非常に弱く一発で仕留めた。
次の怪物が出てきて倒す。
この繰り返しが延々と続いた、そこで気付いた。
「自分が死なないと終わらない。」
傷もかなり増えてきて意識も朦朧としてきた。
何体倒しただろう?
電子ボードを見ようにももう首が上がらない。
最後の一撃、とてつもない痛みだった。
目の前がスローになり、自身の身体がはじけ飛んで行くのが見えた、気持ちいいほどに。
その瞬間夢からさめる。
「生きててよかった~、さぁうんこしよう。」
怖い話投稿:ホラーテラー tkさん
作者怖話