長編14
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白蛇様

お袋が亡くなって、今年で三回忌。

少しずつ心の整理がついてきたので投稿したいと思います。昔の出来事なので、多少記憶が曖昧な事もありますが、暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

お袋はいわゆる「霊能力者」と言われる人で、幼い頃から色々な心霊体験をしていたそうです。きちんと修行をすれば、相当な高僧にもなれたし、何度も神主様やお坊様からお誘いがあったそうです。

そしてこれは、霊感の全く無い自分自身も体験した話です‥‥

以前、『オフクロさん』と言う題名で投稿させて頂いた者です。読んで頂いた皆様、コメント頂いた皆様、本当にありがとうございました。

皆様のご意見を参考に、より分かりやすく伝えれれば幸いに思います故、何卒よろしくお願い致します。

また、今回の体験は、自分の中でも、とても強烈に心の中に残ってる思い出です。

では‥‥

今思えば、あまりにも偶然が重なり過ぎたと思う。

しかしそれは、白蛇様と、自分達の家の御先祖様に動かされていたかもしれない。

今から約、20年程前の話です。

その当時、自分は小学校の高学年、兄は中学生でした。

この頃、父方の親戚が立て続けに亡くなっていました。

遠方の親戚も合わせると、春から秋にかけて14~5件は葬儀を行ったと思います。

父や祖母は「皆、年齢が近いから仕方ない」等言いながら、本当に沢山の葬儀をこなしていました。

皆、死因もバラバラで、寿命を全うした方や病気で亡くなった方が殆どですが、その中でも、一番父に近かった親戚の方が亡くなった時から我が家では【始まった】のだと思います。

そして、その時点で異変に気付いていたのは、母だけでした。

その親戚の方の葬儀中、母はずっと俯き、顔を青ざめて、ずっと「気を付けなければ」と言っていました。

きっと自分達の一族に降りかかった【怨念】を察知していたのではないのかな

と思います。

母は

祖母、父、兄そして自分にそれぞれ何かの名目で御守りを渡していました。

母「今、B(自分の事)にはお祖父さんがずっと守ってるし、多分大丈夫。

問題はA(兄の事)なんだ。Aには今は私の守護霊様に見てもらってる。

その間に、何とかしないと」

母は自分に御守りを渡した時に、この様にブツブツと呟いていました。

勿論、自分にはこの時、何のことかサッパリ理解出来ませんでした。

一番近い親戚の葬儀から2週間程過ぎたある日、それは突然やってきました。

その当時、いつもなら学校が終わって家に帰って来たらすぐに、カバンを部屋に放り投げ遊びに行く自分が、何故か「家に居なきゃ」と思い、友人と遊ぶ約束を断って、家に居る事にしました。

学校から帰ってきて「ただいま」と言うと母がリビングのTVの前に、自分(リビングのドア)に対して背を向けて正座してました。

いつもなら

「おかえりー」や「遊んで歩いてばかりいないで、たまには勉強でもしなさい」等、言ってくる母が終始なにを語りかけても「‥‥‥」

ずっと無言です。

身体を左右に小刻みに揺らして、TVの黒い画面を凝視ています。

自分は気味が悪いなと思ったのですが、あまり気にせず、自室に籠もってました。

コンビニに行ったり、飲み物を取りに行ったりしてリビングを通ったのですが、母がTVの前から一歩も動かず、全く同じ姿勢で身体を揺らしています。

いい加減不審に思い「何やってるんだよ?」と言い、母の肩を掴んで、顔を見た時‥‥‥

余りの凄まじさに驚愕しました。

白目が真っ赤に充血してて、涙を流し

黒目が白濁色?(表現が下手ですみません)みたいになっていて、肌は全体的に赤黒く、首の付け根から顔にかけて血管が無数に浮き出ていて、鼻血を出していました。

自分は「うわっ!!」とビビって後退りをしました。

その瞬間、「パンッ!!」

と音が鳴り、以前母から貰った御守りが吹っ飛びました(御守りは家のカギと一緒にキーホルダーに括り付けていました)

硬直して動けずに居ると、玄関から「ただいまー」と兄の声が聞こえてきました。

自分はすぐ我に返り、兄の居る玄関まで走って行きました。

自分「A、母さんが大変なんだ!!すぐ来てよ!」

兄「は!?何言ってるんだよ?」

兄に事情を説明しながら、二人でリビングのドアを開けた瞬間に「バンッ!!」

今度は兄の御守りが吹っ飛びました。

兄「これはヤバいかも」

自分「は?何が?それよりも母さんが‥‥‥母さ‥ん?」

自分が母の方を見ると、さっきまで背を向けて正座していた母が、こちらを向いて立っていました。

相変わらず、身体を左右に揺らしたまま、振り幅は先程よりも大きくなっていて、表情はより一層気味の悪いモノになっていました。

こちらを凝視してる母が、一瞬だけ正気に戻りました。

母「ふだり共‥‥何じでる゛の‥‥お゛守りぼって‥‥‥早ぐ逃げ‥‥」

自分はパニックになって、母が何を喋っているかわからず「何言ってるの?」と聞きに、母に近付こうと思ったその時

兄「B、逃げろっ!!」って言葉と同時に自分の身体がリビングの壁に激突しました。

母に吹っ飛ばされていたのです。

いくら小学生とはいえ、当時の自分は体も大きい方でしたし、何が起きたか理解出来ませんでした。

兄は急いで吹き飛んだ御守りを拾い、自分の腕を掴んで「和室に逃げるぞ!!」と言い、リビング側からでなく、廊下側から和室に飛び込みました!!

それと同時に母が

「ゥゥヴァァアァァ!!」

と言葉にならない叫び声を上げて、自分達の方へ突き進んできました。

間一髪で和室の襖を開けて、兄と自分は飛び込み、襖を閉めました。

すると、瞬間移動でもしたのか?と思う速さで、リビング側の襖を、しかも手を使わずに

スゥー   バタン

と開け、その奥に母が立ってました。

自分はガタガタと震えていました。

兄は少し冷静さを取り戻し、リビングに居る母と向かい合っていました。

兄「B、よく聞け。とりあえずアレは母さんじゃない。母さんだけど、母さんじゃないんだ。分かるか?」

自分は震えながら頷きました。よく見ると兄も震えています。

兄「例の念仏唱えるぞ」

そう言って、兄は御守りを手に持ち、唱え始めました。

「御阿盆伽***」※念仏に関しては、省かせて頂きます。『オフクロさん』参照

兄と二人で長い念仏を、何度も繰り返し唱えていると、周りの空気が音を立てる。

ピキッ…ピキ

ガタンッ

と、和室とリビングを仕切る襖が倒れた。

母は和室に入って来ようとするが、見えない壁?があるのか、和室の入り口付近で突っかかってる。

ピキッ…パリンッ

何かガラスが割れた様な音がしたと同時に自分は『何か』に足を掴まれ、転びました。

兄「B、御守りは?」

自分の貰った御守りはリビングのテーブルの辺りに落ちています。

(さっき飛ばされた時だ)と思い、涙目で兄の方を見ると、兄が 「ちくしょう!!」と言い、自分の腕をがっしりと掴みました。

自分はだんだんとリビングの方に引っ張られて行きます。

兄が必死になって自分の腕を掴んでいました。

自分は引っ張られる痛みと、恐怖で泣き叫びました。

兄が、ふと思い出したかの様に、自分の御守りを母に投げつけました。

その瞬間、自分の足を掴んでいた(巻き付いていた)何かが外れて、自分は縋るように兄に飛びつきました。

母は御守りが顔に当たり、一瞬苦しんだかと思ったのですが、すぐに自分達の居る和室の中に歩いてきました。

自分「あれ!?さっきまで入れなかったのに何で!?」

涙声でいいました。すると兄が

兄「狙いは俺なんだ、B!!逃げろ!」

と言い、自分を ドンッ と突き放しました。

母はゆっくり兄に近付いていき、やがて兄の首を絞め始めました。

自分「止めろっ!!」

母に飛びかかっていきましたが、ビクともせず、兄の首を絞めつけます。

兄は苦しそうに「ヴッ」と声を上げ、母の目は涙が溢れていました。

その時です。

玄関から音がしました。

「ただいま~」

いつも帰宅が遅い筈の父が帰ってきました。

自分はすぐに大きな声で「父さんっ!助けてっ!!」と叫びました。

唯ならぬ気配を察したのか、父が「大丈夫か?」とリビングを覗き込んだ瞬間、兄の首を絞めてた母が急に手を離し、凄まじい勢いで後退りし、TVとカーテンの間の隙間に待避した。

兄が苦しそうに咳き込みながら、父に事情を説明した。

黙って頷いて全てを聞いた父は、母にゆっくりと近付くと、母は激しく警戒した。

どうやら母に憑いている何かは、狙いは兄と自分(重点的には兄)で、父には弱い(父の事を恐れている)様子だった。

父が何を話しかけても母は「ゥウゥ」とか「アァァ」しか言わないので、父は自分にこう言った。

父「すぐ○○寺の住職に電話しろ!」

○○寺は、家の比較的すぐ近くにある、地元では有名な寺で、母の力の事でいつも何かとお世話になっている寺だ。

自分が電話した所、「すぐに向かうので待ってて下さい」との事。

その間も、父が近くで母を見張っている時は何も出来ないが、父が母を掴もうとすると激しく抵抗し、また、隙あれば兄の首を絞めにいったりと、一進一退を繰り返していた。

そして数10分後に玄関のチャイムが鳴った。

住職「失礼します」

そう言って住職さんは、2人の従者を連れてリビングに入ってきた。

住職「これは‥‥‥おい、すぐに△△寺と××寺の住職に電話して、○○寺に来て貰え!」

従者「はいっ!」

住職「お父さん、そのまま動かずに、奥さんの近くに居て下さい。A君、B君。よく頑張ったね。」

兄と自分はこの一言で安堵し、号泣した。

住職「お母さんは君達を必死に守ろうとして、おそらくここ2週間程、ずっと一人で闘ってたみたいだよ。勿論、意識、身体を乗っ取られた今でも内側で必死に闘ってる。」

住職「詳しい話は当寺で話します。お父さん、貴方が普段着ている物‥‥そうだな‥‥Yシャツがいい。2~3着お借りできますかな?」

父「はい、どうぞ」

父が一瞬目を反らした途端、また母が兄に向かって手を伸ばした。

住職さんと従者の方で取り押さえたが、力が強く、住職の数珠が吹き飛んだ。

住職「お父さん、手伝って!!コノ方はあなたの事が一番恐ろしいみたいだ!B君、急いでお父さんのYシャツを持って来て!」

言われるがままに父のYシャツを持ってきて住職に渡した。

住職はYシャツにお経の様な言葉を囁き、印を結ぶと母の手と足を縛り付けた。

母は激しく抵抗するも、父が抑え付けると力を失うようだった。

相変わらず目は充血し、黒目が白濁色になってて、首の付け根から顔全体にかけて血管が浮き出て、糞尿を垂れ流している。

住職「急いでお寺に向かいます。説明はそこで。」

母の着替えと、念珠を持ち、一同○○寺へ向かった。

母は奥の御堂で縄で囲んである場所に寝かされ、今は安静との事。自分達は別室で住職さんに話を聞いた。

住職「まず、結論から言いましょう。お母さんに今憑いている者、かなり高等な動物霊、限りなく神に近い存在です。

とても私一人ではお祓いは出来ません。

失礼ですが、ここ最近、親族の方が亡くなっていませんか?それも大勢。貴方達一族に強い怨みを持った動物霊です。

今、私の他に二人、同じ宗派の住職に此方に向かって貰ってます。恐らく、とても長い闘いになると思います。」

相手は動物霊と言えど、神格化したモノ‥‥

不安だけが大きくなる中、従者の方が自分達の待つ部屋に入ってきた。

従者「△△寺、××寺の住職、お二方お揃いになりました。」

御堂の中には住職3人、従者5人、父、兄、自分の計11人で籠もり、お祓いが始まった。

母は縄で括られたスペースのの中で正座しながら身体を左右に揺らしている。

住職達が一斉にお経を唱え始めた。

母の表情が段々と苦しそうになっていく。がしかし、縄の外には出れずに、身体を揺らしている。

5~6分位経っただろうか、意識が少しずつ朦朧としてきた。父と兄の方を見ると、二人とも同じ様だった。

‥‥‥

‥‥‥‥?

ここは何処だろう?気が付くと、周りの風景が変わっている。

とても古い、昔の風景‥‥なんだか時代劇を観てるみたいな‥‥

あぁ、あれは誰だろう?

泣いている。どうやら飢饉?沢山の人が亡くなったみたいだ。

畑を増設して収穫を増やすってさ。

その為には、あの御神木を切らないといけないみたいだ。

村中で賛否両論が起こる中、当時の村長が決断した。

御神木を切ろう。

御神木の根元には蛇の一家が住んで居た。

人間達とも上手く付き合ってて、子供も産まれたばかりだった。

ある日、蛇一家が寝静まっていると、唯ならぬ気配に父蛇が起きた。

様子を見に巣の外に出た途端に、斧で首を切り落とされ、殺された。

御神木には火が放たれた。

母蛇は子供達を匿い、村人達に話しに行った。

「この大木は神々の宿る木とされ、我々は代々、この木に住まう物(物の怪?)、何人たりとて、手を掛ける事は許さん!!」

村長「すまねぇ、本当にすまねぇ。だが、こうしねぇと皆が飢え死んでしまう。祟られるのは恐ぇが、飢え死にするのはもっと恐ぇ。分かってくれ。」

「貴様、自分が何を言っているのか解ってるのか?この大木と我々に手を下すのは神罰と受け取るぞ!!」

村長「皆で話合ったんだ。勘弁してくれ」

そう言って母蛇を捕まえ、首を切り落とす。

惨い景色。大木は燃え、周りの木々は薙ぎ倒されていく。

首だけになりながらも父蛇、母蛇は必死に村長に頼み縋る。

「分かった。住処はもういい。どうにか、子供達だけは逃がしてあげて欲しい。まだ幼い‥‥産まれたばかりなのだ!!」

村長「‥‥‥

全部連れて来てくれ」

燃え盛る大木の中から、ぞろぞろと子蛇達が出てきた。

「燃えてる、巣が燃えてる!!」

子蛇達は動揺し、騒いでいる。

「いいかい、お前達!?全員揃った?これから散り散りになって、出来るだけ遠くに逃げるんだよ!?」

その瞬間、村人達はまだ幼い子蛇達を一匹残らず殺し始めた。

ある者は踏み殺した。

また、ある者は持っている斧や鍬で切り殺した。

また、ある者は燃え盛る炎の中に放り投げ、焼死させた。

「何をしている?止めろ!約束が違う!!」

村長「お前達は御神木に住んで居たんだ、他の物の怪よりもずっと力がある。今ここで全部根絶やしにしなきゃ、必ず復讐に来る。」

そう言って村長は、父蛇の頭の部分を踏み潰した。

「ヤメロ!!キサマ!ユルサヌゾ!!」

村長「本当にすまない‥‥」

そして村長は母蛇の頭を踏み潰した。

「コロシテヤル!ヒトリノコラズノロイコロシテヤル!!」

その惨劇は、言葉では言い表せれない位の物だった。

木々は全て焼かれ、切り落とし、勿論、御神木とて例外なく、焼け跡が残るだけだった。

その後、焼け跡地を耕し、稲を植え、次の年には収穫が有り、村は飢えから救われた。

その頃から、村では怪死が流行りだした。

まず、村長の一家が息絶え、さらには村の半数以上が死に絶えた。

老若男女関係なく、次々と亡くなっていった。

村人達は「御神木の蛇達の祟り」と騒ぎ始め、村から一番近くの寺にお祓いしてくれる様、頼み込んだ。

その寺の坊主は「御神木と守り神に手を下すとはなんと愚かな‥‥自業自得です」とは言った物の、放っては置けずに、従者に命令し、近くの力有る坊主を数名集め、その村に供養に向かった。

坊主達が村に着く頃には村の8割りが亡くなっていた。

坊主達は先ず、御神木の在った場所に祠を建て、生き残った者すべての体の一部(髪の毛等)を麻袋の中に入れて祠の中に安置し、松明を立て、三日三晩、寝ずに供養を始めた。

そして供養が終わると、坊主達は村人達にこう言った。

「これから毎日、祠をお祈りし、掃除、御供え物を欠かすことなく。

自分達の行った悪行を心から反省し、これからは生を重んじ、森羅万象全ての生命を尊んでいく事。」

村人達は涙を流しながら、坊主達にお礼をし、本当に反省して心から供養をしたそうだ。

それからは村中に起こった怪死も無くなり、繁栄をしていった。村を離れる者もいれば、残る者もいる。しかし、呪いは何時までも残る。時と共に薄まってはいたが。

その呪いの基を辿って行くと、自分達の御先祖様に当たるという事。

ふと、夢から覚めた様に風景が戻った。

ここは○○寺の御堂の中だ。気が付くと自分は大粒の涙を流していた。

それは父や兄、住職さん達や従者達も一緒だった。

母も縄の中で正気に戻ってた。

すぐに従者の方と父で別室に移動して、御先祖様の出身地区を調べた。

その日のうちに何故今頃になって呪いが再び起こったのか、凡その検討はついた。

T県の◎◎市での区画整理。それによって祠が撤去された事や、数年前から、祠を管理してる寺が無くなっていた事等が原因だと解った。

結局、後日に祠は別の場所に立て直し、○○寺と同じ宗派の寺に頼んで供養していく事になった。

その日住職さんに「念の為お母さんは1ヶ月程当寺で修行して貰います。まだ呪いが完全に無くなった訳では無いですし、精神が衰弱してますので、もし違う悪霊が来たら今は闘う術が有りませんので。」

承諾した自分達は、まだ夢の中に居る気分だった。

そしていくつか住職さんに質問をした。

まずどうして兄を執拗に殺そうとしたか?それは兄が直結で御先祖様の血を引くから。

父は一人っ子。祖父は次男だが、戦争で長男が亡くなっている。

曾祖父も同じといった様に、今現在生きてる中で、兄が最年少の御先祖様の血を受け継ぐ者。

次に何故父には恐れを抱いていたのか?それは、父が成熟しきった男性だったから。神格化した蛇様といえど、やはり一度殺された血筋を持つ男性で、しかも父は生まれつき霊的な干渉は受け付けない体質らしい。

他にもいくつか質問したのですが、本当に長くなってしまうので省かせて頂きます。

最後に住職さんがこう言ってました。

「神格化した蛇は現在、白蛇様となっています。本来は福を呼び、邪を食らう存在として奉られてます。もしきちんと供養をして、怨念が去れば、貴方達一族を護ってくれるかもしれませんよ。」と。

そして1ヶ月後に迎えに行くと約束した母は5日で戻って来た。髪の毛を剃ってたのはびっくりしたが、本人は「一時的に」だそうだ。

住職さんには「素晴らしい。あれだけの怨念をたった5日で浄化して、取り込む程の器があるとは‥‥」

と驚愕していたそうな。

それとなく、意識がなかった時の事を母に聞いてみた。

「最初は何とかなると思った。父は生まれつきなモノで大丈夫だと思ったし、Bは祖父がついてる。しっかり護ってくれてるよ。

只、問題はAだった。あの子は自分の器の大きさにまだ気付いておらずに、あの子を護ってくれてる方もそれ程力は無い。だから私の守護霊様達に御願いした。

そうしたら、自分があんな目に遭ってしまった。もう二度とゴメンだね(笑)」

そう言って母は苦笑いしていた。

また、白蛇様とはどのように闘っていたのか?

母「そんなに憎ければ、私の命ならいくらでもくれてやる。家の家系もどうでもいい(笑)だけど子供達に手を出してごらん!!貴方の輪廻先を魂からすべて呪い滅してやる!!その変わり、仮に子供達を護ってくれるのであれば、今後は浄化先まで私が貴方達一族を護って差し上げますって(笑)」

母強し‥‥そう思った瞬間だった。

それからというもの、我が家では小さな霊現象が無くなった。(いつの間にか霊が入り込んでたり等)すべて白蛇様が食らっているみたいだ。

最後に

読んで頂いた皆様、本当に有り難う御座いました。

1話目を書き込んだあたりから、急にPCの調子がおかしくなり、フリーズしたまま動かなくなる、データベースに接続出来なくなる等のトラブルで、急遽全話を携帯から投稿させて頂きました。

皆様には、読みにくい、改行が多い、話が長い等、不快にさせた事を深くお詫び申し上げます。

コメント頂いた皆様、御指摘頂きまして誠に有り難う御座いました。

同じ過ちは二度と繰り返さないよう注意致します。

まだ、書き込みたい事が御座いまして、全てではありませんが、自分の中でまとめて投稿させて頂いた所存で御座います。

最後までお付き合い頂き、誠に有り難う御座いました。

怖い話投稿:ホラーテラー エリオットさん  

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まさかとは思いますが 神を殺し 祟り神とかして

神木は今までの信仰の分

怨みを強めてしまったようですね
この二つのことがより一層事態を悪化させたようですね

白蛇の怨みは消えることは無いものかと思いますが

幸いなのは八匹の白蛇でなかったことだけです
これからも何事もないといいです

以前住んでいた家で一度だけ白蛇様を拝見した事があります。
その家は一部増築して2階建ての屋根と増築部分のベランダが
同じ高さになっていて母屋と増築した部分の継ぎ目あたりから
屋根の中に入っていかれました。
多分、その家についておられたのだと思うのですがそれ1回だけで
それからはお会いする事はありませんでした。

不思議なお話で引き込まれました。