アンネリーゼ・ミシェル

中編2
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アンネリーゼ・ミシェル

1968年の16歳頃から震えなどの異変が身体に出始め、精神科医に「てんかん」と診断される。薬を処方され暫くは落ち着いていたが、やがて普通のてんかんの症状を逸した症状が出始め、幻覚を見たり、身体を何かに持ち上げられベッドに何度も叩きつけられる。彼女の意思とは関係なく物凄い力で体を動かされたりする。 薬を飲んでも治まらず、やがて蜘蛛や蝿を食すようにもなり、自傷行為が酷くなる。とても本人の声とは思えない声で汚い言葉を吐いたり、彼女が知りもしないラテン語を喋るようにもなった。彼女は自分が悪魔に取り憑かれたのだと考えた。

1973年(20歳)の時、両親はついに教会に悪魔祓いを頼むが拒まれる。 医者にかかり再び薬を処方されるも症状とその現象は悪化していった。

1975年、22歳の時、ようやくヴュルツブルク司教会は悪魔祓いの許可を出し、カトリックのエルンスト・アルト司祭(41歳)とアーノルト・レンツ(67歳)がエクソシズム(悪魔祓い)を行う。司祭が「お前は誰だ?」と心に思うと、悪魔は返事をし、名を名乗った。アンネリーゼにはなんと6体もの悪魔が取り憑いていた。この際の肉声テープも存在する。

6体の悪魔

①ルシファー(堕天してサタンとなったとされる地獄の王)

②カイン(アダムとエヴァの息子。アベルという弟を殺し、人類最初の殺人者とされる)

③ユダ(十二使徒のひとり。キリストを裏切った)

④ネロ(キリスト教徒を迫害し後世暴君と評されたローマ皇帝)

⑤バレンティン・フライシュマン(1572年から1575年にかけてエットレーベン教区で司教を務めたが堕落した聖職者であった。4人の子供を持つも、女、酒、暴力に没頭し、司教館で撲殺事件を起こしたという記録を残す)

⑥ヒトラー(近代史のドイツの悪名高い独裁者)

2時間以上にわたるエクソシズムでマリアに関する言葉を悪魔に言わせて悪魔祓いは成功する。

しばらく後、アンネリーゼ・ミシェルはマリアに出会い、「悪魔に取り憑かれて苦しんでいる人が大勢居る。その為にもう一度悪魔に憑かれたまま、命を捧げてくれ」と頼まれる。 彼女は悩んだ挙句、マリアの言葉に従うことにする。そして悪魔に再び憑かれ食事も摂らなくなり1976年7月1日他界した。23歳であった。

まだ若いのに聖母マリアや悪魔に取り憑かれた人達の為に命を捧げたということで、彼女のお墓には沢山のキリスト教徒が来るという。 尚、その後彼女の両親と神父は起訴され、裁判の結果両親と神父は過失致死で懲役刑、執行猶予6ヶ月という判決を受ける。

この経緯は「エミリー・ローズ」という映画にもなった。

彼女に死んでくれと告げたのは、本当にマリアだったのでしょうか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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