短編2
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先生の秘密

これは、私が中学二年の時の話です

この事をきっかけに霊という物を信じることになりました

私たちの住んでいる地域には

「石敢富」

という置物がある

それは、霊道やT地路におき

霊の溜まりやすいところに置き、御守りみたいなものです

私たちの教室にもそれはありました

新学期、担任の新規の女の若い先生だった

最初のオリエンテーションで先生が一言

先生「あの石敢富には触れないで下さい」

ですが、私たちはあくまで中学二年です

次の日Aが足を怪我をしました

言うまでもなく石敢富を蹴ったらしい

先生「やっぱり……」

寂しそうな一言でした。

大事にはいたらなかったが、交通事故で足だけぶつかったらしい。

しかもひき逃げで、捕まらなかったらしい

月日が過ぎ

卒業式を迎えることになりました

最後のホームルームで、先生が急に泣きました

最初は、私も

私「色んな思い出があったなぁ~」

と私自身も思い出に浸っていました

先生「黙っててごめんね」

先生が泣きながら続けた

先生「ロッカーの右後ろに一年間ずっと女の子がうつぶせでいたの。掃除の時も、給食の時も、授業の時もずっと」

先生「みんな見ちゃだめ!!!」

一瞬取り乱した先生が、正気を取り戻す

先生「今も居るから見ないで。だけど、今日で最後だね。女の子も分かってるようだよ」

先生「今日は前を向いてる」

みんながどよめく

??

よく考えたら

女の子の前にはAの席だっ!!

先生「今度は頭だ」

先生は微かに笑ってた気がした

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名希望中さん  

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