ウニの培養と受精の実験映画にいたく感動した群馬県桐生市の男子中学生(14歳)が、
これを人間に置き換えて実験したらどうなるかという好奇心にとりつかれ、
同じクラスの女生徒に「実験台になってくれないか」と手紙を書いた。
しかしこの手紙を紛失してしまい、女生徒に迷惑がかかってはと悩み、
青酸カリを飲んで自殺した。
(昭和24年3月11日付・東京新聞)
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新興宗教に凝り、「私は死ななければならない」と思い込んだ熊本市の女性(61歳)が
熊本県「阿蘇くま牧場」の柵を乗り越え、熊にかみ殺されて死んだ。
この日夕方、「阿蘇くま牧場」の小熊舎で女性が熊に襲われているのを牧場長が発見、
ロープで女性を引き上げたが、既に腹などを噛まれて死んでいた。
女性は五時半の閉園後、約1.2メートルの柵を越えて中に侵入、わざわざ熊の檻に入って自殺したものらしい。
(平成元年1月21日・岐阜新聞)
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紅白饅頭の色の区別がつかない事を悩んだ色盲の菓子店住み込み店員(18歳)が、
ガス管をくわえて自殺した。
店員は昨年の春、広島県から大阪の菓子店に見習い職人として就職したが、
色盲のために饅頭の色の区別がつかず、よく詰め間違いをしては注意を受けていたという。
(昭和37年3月11日付・サンケイ新聞大阪版)
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男(22歳)は京都府舞鶴市内の酒場で飲酒中、矢張り酒を飲んでいた海上自衛隊員(21歳)と口論になった。
海上自衛隊員が男を殴ったところ、いきなり「悪かった。死んであやまる」と云って海岸から海に向かって飛び込んだという。
海上自衛隊員は通りかかった車を停め、運転していた海上保安部員に救助を求め、
ふたりで手をつないで海に浮いていた男を助けようとしたが、二人とも転落。
ふたりは通りかかった人に助けられたが、海に飛び込んだ男は後に水死体で発見された。
(昭和42年2月18日付・読売新聞大阪版)
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話