中編4
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霊感テスト

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※自己責任系です!!心の準備をしておkなら読んでみてください!!

でわ......

その日は今日みたいに肌寒くなってきた

人肌恋しい夜だった

バイトを終え家に帰るとAがいた

「おかえり兄.....」

「なぜお前がここにいる?」

Aの挨拶をさえぎり俺はいった....

「お前では温まりようがない....」

いつだって現実は無慈悲だ

Aは自分に不都合なことは受け流すように耳ができているらしく人のコタツで温まっている

Aが言うには暇で暇でしかたないので

どうせ暇をもてあましている俺に会いにきてやったのだという

みごとなありがた迷惑だ。

sound:30

さらにAは人の書物をかってに読んでいる

「兄貴、あいかわらずオカルトの本ばっかだね、エロ本はどこ?」

と、しょうもないことをいいながらぺらぺらページをめくる

sound:30

sound:30

あるところでしおりが挟まっているのをみつけ開こうとする

それに気づいた俺はあわてて止める

「ちょっと待て!そこは開くな!!」

shake

とっさに声を荒げた事と本を取り上げた俺に

何々!?と慌てる小心者

「そのページはお前にはまだ早い」

それだけいって本を本棚に戻す....

「すんげー気になるじゃん!!なんなのさ??」

そう言うAの目は輝いていた......

こうなると奴は非常にやっかいだ。

隠したところで家にまた忍び込んででも見るのがAだ

適当に話を摩り替えてごまかそう。

そう決めて

タバコに火をつけつつAを真剣に見やる

「そうだな、Aお前なら知る権利があるか...それも知る勇気があればだが。」

「もちろん!俺は勇敢なる海の....」

「うん、じゃぁ教えてやろう。」

くだらない妄想をぶった切るように話をさえぎる...

「お前、霊感テストってしってるだろ?」

「あれのやり方がかいてあるんだ、ただそれだけだ。」

「ただし少し違うところがある....家に帰ってからやらないとできないんだ、自分家でやらないとできないタイプなんだ」

ここまでいうとオカルト狂のAはやっぱりくいついた

こいつも数多くいる好奇心旺盛な怖がりなのだ

クリスマスの朝のように楽しみを得たAはダッシュで帰っていった....

さて以下Aに教えたものを書いていく

簡単にできるので

読み進める前に

一緒にやってみてください

ちなみに…

"霊感テスト"と言うのは

目を閉じて自分の家を想像し

隅から隅まで扉や窓を開けながらまわり

終わったら

今度は閉めてまわり

終わる

この一連の流れの中で

貴方の家の中で動物や人間にあったら

貴方には霊感があると言うお遊びのような簡単なものです

さて、これがポピュラーな霊感テストなのですが

俺が教えたその霊感テストは少しばかり違いました

ここから貴方も一緒にやってみてください

読みながらゆっくり指示にしたがってみてください

準備はいいですか?

では.......

shake

あっそうそう部屋は暗くする事をおすすめします

さて貴方は今一人ですか?

部屋には他に誰かいますか?

いなければいいですが

部屋を見回してみてください

違和感を感じる方向を見つけるんです

ゆっくりとそのまま

右側を向いて

正面を向いて

左側を向いて

後ろを向いて

また違和感を感じる方向を探して

さっき違和感を感じた方向は目をとじて見ないようにして続けてください

(例、右に違和感を感じたならもう右はなるべく見ないようにしてください)

今度はななめ上を向いて

ゆっくり

右側を向いて

正面を向いて

左側を向いて

後ろを向いて

違和感を感じる方向を探して

同じように

違和感を感じた方向は目をとじて見ないように

ゆっくり

こんどは下を向いて

後ろ

隙間

ありましたよね

覗いてみたいですか?

違和感はそこですか?

違うかもしれない

鏡やテレビ

姿を写すものに違和感は?

あったかもしれない

でも違うかもしれない

俺の教えた霊感テストもここまでです

もう違和感の先を確認しないでください

このテスト、実は霊感テストじゃないんですよ

俺も知らないでやっていたのですが、

気になったので調べてみたんですよ

そしたらわかったのですが

これ、いくつもあるうちの簡単な

降霊術

の1つなのだそうです

あははははは

shake

shake

shake

shake

俺は霊感がないので何も起こりませんでしたが…

まだ貴方は一人ですか?

これは意気揚々と試すためために帰っていったAと貴方の怖い話です

shake

そう今夜の物語の主役はこの降霊術をやってくれたAと貴方のようです

shake

何も感じなければ貴方には霊感はないのでしょう

あるなら

今夜の体験談をいつか聞かせてください。笑

さてAは無事でしょうかね

どうせなにか起きたらまたたすけを求めにくるでしょうが......今夜は少し放置しておきましょう

P.S

Aが開こうとしたページには俺の恥ずかしい過去が挟まっていたのですが....それはまたの機会に。

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匿名さん、読んでいただき、そして実行までしていただきありがとうございました!!

根性ありますね(笑)

僕の好きな作家がこんなことを書いていました

『気のせい?と思うからには、そう思わせた現況 が存在しているはずだ、だからあながち直感てやつを軽視しないことだ』だったかな?(笑)

あなたはこれをやってから今まで

部屋に自分しかいなかったと言い切れますか?

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