短編1
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枯れぬ涙

君が死んでもう何日が過ぎたんだろうか。そして俺はどれだけ涙を流したのだろうか。

今俺に残っているのは死んだ君に対してどうすることも出来なかった自分への怒りと君を失ってしまった苦しみ悲しみだけだ。

この感情をどこにぶつければいいんだ。どこにもぶつけられない。

抑えきれずに涙が溢れ出す。

もう何日も外に出ていないし何も口にしていない。寝ることも忘れ,ただ涙を流しているだけ。

体がカラカラになってきた。腕も細くなってきた。

ふと鏡に目をやると涙は枯れて血の色の涙が流れている。

俺はいったいどのくらい泣いたのだろうか。

きっとこれが最後になるだろうか。

この血の涙は枯れないのだろう。

もう分かるんだそろそろ君の所に行くって。

君がいないのはやっぱり俺には耐えられないから。

享年19歳

俺の友人の最後の日記

怖い話投稿:ホラーテラー からしさん  

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