中編3
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6色の部屋

変な夢を見ました。

気が付くと私は檻のような部屋で横たわっていました。

まるで牢獄のようなところで、手には手錠がはめられていました。一番おかしいのは私が入っていた部屋が全て白で統一されていて、自分自身がきている服も真っ白でした。

部屋の外を見てみたら、廊下をはさんだ向かいの部屋は真っ赤でした。そこに入っていたのは黒髪のきれいな女性でした。その女性は服も真っ赤。しかし顔は真っ青でした。

女性の部屋の両隣は緑と黄色の部屋があり、そこにも人がいました。緑は女性、黄色は男性だった気がします。やっぱり服は部屋と同じ服を着ていました。

きっと私の両隣にも同じような部屋があったんだと思います。

しばらく部屋のすみでじっとしていると、廊下からコツコツと足音がしました。

そちらに目をやると警官の制服をきたピエロが三人やってきました。

私はなんだか気持ちが悪くなり、口を押さえていました。

赤の部屋の女性はがたがたと震えていました。

するとピエロが笛を鳴らし、なにかルーレットのようなものを2つ持ってきました。

片方には6色の色。

片方には足、手、耳など体の一部が書かれていました。

部屋にいた人たち全員が奇声をあげ、檻の鉄を力いっぱい揺らしていました。

まるで、壊して逃げ出さんばかりに。

ピエロ達は気にせずに色のルーレットを回し、それに向かって包丁を投げつけました。

緑の色に当たりました。

緑の部屋の女性はさっきとは比べものにならないくらい大きな声で叫んでいました。

2つ目のルーレットが回され、投げられた包丁は腕という場所に当たりました。

ピエロの2人が緑の部屋の女性を引きずりだしました。

女性は抵抗していましたが、まったく歯がたちません。

ルーレットに包丁を投げていたピエロが刺さった包丁を抜き、女性に近づいたかと思うと、その包丁を女性の肩に突き刺しました。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」

女性が泣きながら叫んでいます。しかしピエロはまるで食材を切るかのように包丁を動かし、女性の右腕を切り落としました。

腕から血が吹き出し、女性は「あ・・・あ・・・」ともう放心状態でした。その後ピエロは右腕と同じ様に左腕も切り落とてしまいました。もう女性は絶命していたと思います。

部屋の人達が騒いでいた訳がわかりました。

次は自分かもしれない・・・。

ピエロは女性を放置し、またルーレットを回します。

投げられた包丁が当たったのは・・・白。私でした。

私は半狂乱になり叫びました。

2つ目のルーレットには爪という場所に包丁が刺さりました。

私は部屋から出され、どこから出てきたのかわからない机の上に手をピエロに押さえ付け、もう一人のピエロはペンチを持っていました。私は今からされることに恐怖を感じ、暴れました。

しかし、それもかなわず親指の肉と爪の間にペンチをはさまれ、バチンと爪を剥がされました。

あまりの痛さに気絶しました。

そこで夢から目がさめました。

私は汗びっしょりで肩で息をしていました。

手に痛みを感じ、部屋の電気をつけ、手に目をやると爪ははげていないものの親指の肉と爪の間から血がだらだらと流れていました。

まるであの有名な猿夢のようでした。

次にあの夢を見たら、私はすべての爪を剥がされるのでしょうか?

怖くて、たまりません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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