短編2
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少年野球

自分が小4の夏、自分が入っていた野球チームの合宿で他県に一泊した。自分はaチーム、bチームのbの方に入っていて、部屋割りもabで分かれていた。

練習が終わってバイキングを食べ、ビンゴゲームでお菓子を貰ってとても楽しかった。夜練も終わって、部屋に入り9時頃に消灯して、その後見回りのコーチも居なくなったのを確認し11時半頃、怪談話をした。みんな怖がって一番仲のいい友達が「もういい・・・やめよう」と言ったので話は終わり、ほんの10分でみんな寝てしまった。

寝つきが悪かった自分はその後1時間近く起きていた。トイレに行きたくなり、とても怖かったけど一階下の男子トイレに行くため部屋をそっとでた。部屋を出て左手に階段があった。部屋から階段の間に女子トイレがあった。なぜ男子トイレが下にあるのかと考えながら歩いてふと女子トイレの中に目をやった。

その時なかに赤黒い球?の様なものが見えた。俺は声も上げず階段へひた走り、2階の階段から一階へ行き、今度は右に走り、1,2階を一周するようにして部屋へ駆け込んだ。ドアノブの音に気がついた友達が「ワッ!?」と声を挙げ自分も「ワッ!?」と言った。その友達はどうした?と聞いたが自分は騒ぎを大きくして怒られたりするのが嫌だったので「何もない。起きてたお前にびっくりした」と答えてそのまま寝た。

とても怖かった。でも翌朝がもっと怖かった。  

「ワッ!?」と言った友達が誰だか分からない。野球チームの生徒じゃない。自分の部屋に彼は最初からいない。そいつの顔は分かる、が全然知らない奴だ。  今となってあれは幻覚なのか霊なのかよく分からない。

そいつが自分の友達の代わりに自分の横に寝てた事がとても恐ろしい。

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