中編3
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箱夢

箱夢とはある条件を満たしている夢の事。

そのある条件というのが少し怖いので紹介します。

ある作業療法士が担当している患者の話した事を匿名でオカルト紙に投稿したのが可能性の始まりだった。

その話が小さな記事として載ったのを偶然目にした僕は祖父が死ぬ前にしてくれた話を思い出した。夢にしか思えない話。だけど事実なら怖い話。

だけどどうせ夢・・・その程度だった祖父の話が一瞬にして現実味を帯びた。

僕は出版社に電話した。

対応は予想外のものだった。普通はなら『手紙で書いてください』とあしらわれるところ、なんと逆にインタビューが始まったのだ。

なんでも全国から動揺の話が出てきたようだ。あまりにま大きい反響。

記者達に無視は出来なかったのだ。

僕は5つの質問をされた。

質問①

どこで?

回答:海外旅行の船

質問②

いつ?

回答:1972年5月

質問③

誰が?

回答:祖父と祖母

ここまではただの質問、疑問はなかった。質問の度に『そうですか・・・他の方はね・・・』と他の人の話もきかせてくれた。そのどれもがバラバラだった。

そして4つ目の質問

『その方々は亡くなられてますか?』

僕は『はい』と答えた。その時は直接話が聞きたいのかと思ったが、続く言葉に寒気がした。

『他の方もね・・・亡くなられるか・・・重い病気に・・・』また現実味が増した。

あの夢が事実なら?

まるでSF映画だ。

だけど可能性は?

僕はその後、五つ目の質問に答え、そして他の方の話を間接的に知る。電話相手の話し方で自分だけが恐怖を感じているんじゃないとわかった。

これを読んだ人が恐怖を感じるか分からない。UFOをただの虫や鳥だと決め付ける人には分からないだろう。ただ見える世界の限界を知った人なら怖いはず。

それでは夢の・・・

夢じゃないかな。僕は信じているから現実の話。

祖父を含め、体験者の家族、友人は旅先で体験していた。ある人は空港、ある人は船、ある人は電車。車、バス。誰もが自分の生活世界の外に出た時に体験したようだ。そしてその時に皆は共通して白衣の人物に会う。そして白衣の人物の言葉を耳にするのだ

これから皆が聞いた言葉をかきます。あなたなりの想像をしてください。

僕の文章力よりより、きっと伝わるので

ここまで読んでくれてありがとう。ではまた。

『設定は?顔がムカつくからボロそうなのをもってきてくれ』

『この人は妊婦なんだって、私も選ばれてたらな』

『3人旅か・・・入れ間違いをするなよ』

『今度の調査で地質が改善しなかったら、俺達の世代はあがれないな』

『・・・せだろうな。知能保護ってのは』

『昨日のニュースみたか。セクト2の事故で担当エリアの村が消えたんだと』

作業療法士の患者↓

『あの時、私は旅行なんていかなかった。全部思い出した。私はずっと部屋で寝かされてた。皆が寝かされてた。そして町に帰ると旅をしたことになってた』

僕の祖父

『母さんが横で寝てた。忙しなく医者みたいなのが歩き回ってた。その中の一人がワシに気付いて言ったんだ「寝たふりをして、僕は反対派なんだ、君達が知らないのは間違ってる。戻ったら皆に伝えて!視野世界以外は存在してないこと」』

怖い話投稿:ホラーテラー デコイさん  

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