【祝祭】ヒトヲノロワバアナフタツ

中編5
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【祝祭】ヒトヲノロワバアナフタツ

★注意★この作品は今月アワード受賞したロビンMさんに贈ります。

興味のない方はスルーお願いします。

*私事ですが11月29日に和歌山ので夜釣りをしていて海に落ちました。たまたま伊勢海老密漁の潜入捜査していた公安数名に助けられ一命を取り留めましたが、、、携帯も壊れもちろん水没して書いていた長編のデータもまたまた消えました(笑)釣り具屋さんのポイントもなくしました(泣)この作品は思い出しながら書いており所々間違いがあるかもしれないですがスルーお願いします。*

あおめでとう!

おめでとうございます!

周囲からの祝福に男は頭をポリポリと掻きながら照れている。

俺もソイツに対して自慢の握力(75kg)で渾身の握手をする。

十数秒は握ったが奴は本気で俺が祝福してると思い混んで目頭を熱くさせながらウルウルしてやがる。

、、、忌々しい。

なんで奴なんだ!

俺の腹の中はマグマの様にグツグツと黒くて熱い気持ちが湧き続けているのに。

何故奴の周りには人が集まる!

何故奴だけが評価される!!

何故この俺の緻密かつ読者に考えるという事を文章に孕ませた言葉達の想いが伝わらない!

、、、、ハラワタガニエクリカエル、、、、

、、、、、、

、、、、、、、

、、、、、、、、

ま、今日の所は笑顔で別れてやるょ。

今日の所はな。

手まで振ってやったさ。

何故なら俺の家のパソコンにはアイツの作品なんか追いつかない素晴らしい大作が出来ているのだから。

この作品が発表されれば周囲もアイツも俺の事を尊敬してやまないだろう。

俺は足取り軽く家路に着く。

唾を吐いた数不明。

途中蹴り倒した自転車5台。

わざと反対に向けた店のメニュー看板3枚。

踏んづけたガム1つ。

チッ!!

全てアイツのせいだ!

だがそんな気持ちもすぐに軽くなる。

何故なら俺のパソコンには今までで最高の作品が完成しているから。

パソコンを立ち上げる。

、、、、、、

ブィーーーーン。

ファンの音が部屋に五月蝿く響く。

その音以外は全て聞こえない。

おい、、、

、、、、、何で、、、、

何でデータが消えてるんだょ!!

このクソパソコン。

ダン!

キーボードを叩きつける。

小指が痛む。

ガシャン!!!

俺はパソコンの側にあった朝の飲み残しのコーヒーマグカップを思い切り腕で薙ぎ払う。

右腕の橈側手根屈筋辺りに痛みが百足の様に這い回る。

ハァハァハァ、、、

呼吸は意味も無く荒げる、、、

全てアイツのせいだ。

全く死ねばいいのに。

、、、

、、、、

、、、、、プッ(笑)、、、、

ふと画面を見て俺は笑いが込み上げてしまった。

何だよ、、、「呪い」って(笑)

確かに俺とアイツは同じ分野、、、所謂「怖」を題材に執筆活動をしている。

検索リストにこの文字があるのは理解している。

俺はふとクリックしてみる。

抑えきれないこの黒い感情を何処かで発散したいと思ったからだろう。

検索していくと血みどろの文字で書かれている。

「呪いのかけ方」

ふむふむ。

、、、

、、、、、

ハッ!

思わず鼻で笑ってしまう。

結果は在り来たりな丑の刻参りの派生だな。

だか俺はこの黒いマグマが少しでも治るならと思い続きを読む。

、、、おいおい。

この呪いをかける場所って俺の住む県内で某山の神社じゃないか。

不意に笑みがこぼれる。

、、、やってやろうじゃないか。

俺はパソコンに書いてある用意する物を準備にかかる。

人形。

釘。

蝋燭。

、、、あとは言えない。

ごめんな。

申し訳ない。

許してね。

まる1日かかったが俺は呪いの儀式を終えて眠りにつく。

、、、数ヶ月後、、、

俺は点滴を受けている。

どうやら倒れたらしい。

ボンボーンと耳鳴りがする中目覚めて周りを見渡す。

夢か?

自宅に帰ると机の上には作品がある。

ソウコレハオレノサクヒンダ

俺は作品を書く、、、

睡魔に襲われる、、、、

ふと目が醒める、、、、、

作品は進んでいる、、、

確実に、、、、、、

憶えていない。

俺は天才なのか?

勝手に進む原稿に少し自分の才能を開花したかと思い気分が乗る。

「今回もすごい良い作品ですね。ライバルを呪いにかけて自分が一番になるなんてまるで、、、あっすいません。」

俺「何だよ気にすんなよ!」

「すいません。あの方と先生はライバル同士でありましたし、、、」

あれから数ヶ月後、、、

アイツはみるみるうちに瘦せこけて。

いつも背後を気にして振り返る。

段々と叫ぶ回数が増え、、、

最期は俺が呪いのかけ方通りにした通りだった。

グニャグニャに曲げた人形と同じ姿勢を取りながらアイツは自殺していた。

もちろん変死体で。

「こんな事言って申し訳ないですが、、、よく作品が似通っていたとか。先生のパソコンからデータを盗んだ盗作疑惑とかありましたから、、、」

もちろんこのデマを流したのは俺である。

俺「アイツはアイツで俺は俺だって。同じ「怖」という内容を題材にしているんだから。」

と、笑って流す。

あぁ気分爽快だ。

あの毎日黒くてハラワタの煮え繰り返る感情がいつの間にか日本アルプスの雪解けの岩清水のような澄み渡る感情になっていた。

そんな中ゆっくりと睡魔が語りかける。

ヒトヲノロワバアナフタツ

ヒトツフタツ、、、

ヒッ、、、

ヒヒッ。

また眠りに誘われる。

、、、ヒッ、、、、、

また目が醒める。

、、、作品は進んでいる。

ハハハハハッ!

コレだよコレ。

この調子で作品を書いていたら何時しか某師匠シリーズの様に書籍化、ドラマ化、映画化があるかもしれない。

俺は勝手に進む原稿にエールを贈る。

俺「さぁ!俺の才能よ!どんどん湧き出て世の中の俺をみるみる否定していた人間の気持ちを俺に振り向かせろ!」

ヒヒッ、、、

また目が醒める。

、、、、、夢じゃないよな?

俺の眠る度に作品は進む。

周囲の評価も高まる。

俺の不安感も少しずつ高める。

なんとなく不安な気持ちに押し殺されそうになってくる。

夢なら醒めないでくれ!

あのハラワタの煮え繰り返る生活はもうまっぴらだ。

だから、、、頼む。

夢で無い様に、、、

夢から醒める。

どうやら現実の様だ。

また点滴を俺は打っていた。

「先生!また倒れて!!!」

俺「ほいよ!原稿。」

「なっ、あの状態で仕上がったんですか?」

俺「まーな(笑)」

、、、、

、、、、、

ヒッ!

疲れない身体をありがとな。

この身体のお陰で好きなだけ怖話を考えれるヒヒッ。

ヒトヲノロワバアナフタツ、、、

最高の環境をくれて感謝するよヒヒヒっ【終】

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パグ太郎兄さん!右腕を負傷しているのにこんなプレゼントをありがとうございます!

公安がいなかったらと考えたら震えが止まりません、本当に助かってよかったです!もう無茶は止めて下さい!…ひ…(/ω\)

兄さんを始め、本当に皆さんの熱い愛の投稿に感激しているロビンM太郎.comです。

少しだけ実感が湧いて来ました!ありがとうございます!

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