短編2
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悪夢が終わらない 日記

悪夢が終わらない

午前2時…まただ。全く眠れない。

午前4時…気絶するように眠る

そして始まった。

なんだ?周りが騒がしい…

起き上がるとオフィスビル?の中で寝ていた。慌てて時計を見て隣にいる女性に

「今、何年ですか!」

女性は当たり前のように

「2034年だけど、どうしたの?」

私は慌てて階段を駆け下りビルの外に出た。

目の前に広がる景色に驚く自分がいたが、なぜか見慣れた景色でもあった。

車が空を走っていた。

高さ8〜9メートルはあるだろう

巨大な乗り物が道路を走っている。

私は辺りを見渡し自転車を見つけ

それに乗って無我夢中で走り出した。

「行かないと…行かなきゃいけない…変わってしまう前に」

そこから夢が途切れ

次は電車の中だ。

ガタン!ガタン!

電車に揺られる私は新聞を読んでいる

私以外には誰も乗っていない。

だが…「よう!久しぶりだな!」

突然の掛け声に驚き新聞をどけると

目の前には、もう一人の私が私に向かって銃を突きつけていた。

「じゃあな」

そう呟いた、もう一人の私に頭を撃ち抜かれた。

頭に伝わる衝撃と激痛。

真っ赤に染まった地面に倒れ

もう一人の私の笑い声が聞こえた。

そして最後に行き着く夢が

現実にならないで欲しいと切に願う。

この夢は映像を見ているかのような

夢だった。

リポーターが悲鳴をあげながら

「逃げて!早く!」

リポーターがカメラマンを掴み

何かから逃げようとしている

映像は乱れ時折、映る街の景色は火の海となっていた。

そしてまたリポーターが語り出した

2064年…歴史に残るであろう悲劇的な事件が起きました。私達は目の前に起こる悲劇を目撃し、それを記録することにしました。使命感といえばいいのでしょうか…。

ここはブルックリン…私達、取材陣は匿名の情報を手に入れやって来ました

ブルックリンで最初の「???」が

起きました。人々は炎で焼かれ銃声が未だに響いています。

ここでまた違う夢になる

道路の脇に落ちる新聞に書かれた

「年間2000万人が謎のウイルスによって死亡」「希望はあるのか?」

「人口表示パネルの設置」

「少子化問題が世界中で発生」

「第2の???が発生」

「都市部では平均18〜26歳の若者だけが…」

「40歳以上の男女の割合が…」

「地上で暮らしている人の半数が新たな共通言語を…」

「疑心暗鬼、国を壊す」

「世界人口2000万人が一箇所に集まり、新たな都市を築き…」

ところどころが見えなかったり、聞こえなかった部分は沢山ある

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ハジマッタ

四人の騎士の内、一人が人々の前に姿を

現した。あなたも見たことがアルハズダ。

警告だ。またあの時と同じ悪夢が起きる。

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